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第一子の「テンパリ育児」が私を育てた! 苦しみから解放された第二子の0歳児育児

 

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次女6カ月半。

重い腰を上げて、離乳食を開始したことをきっかけに、4年前の長女の離乳食の時のことを思い返してみました。

 

■第一子で経験してみて、わかったこと

長女の時は、離乳食講座に通って離乳食の作り方や保存の仕方などを勉強したり、本とにらめっこしながら月齢ごとに段階を追ってていねいに進めていました。

が、それを経験してみてわかったのは、「だいたいで大丈夫」「食べるときは食べるし、食べないときはどうやったって食べない」ということでした。

 

■「だいたいで大丈夫」というのは

最初は10倍粥、次は7分粥で、その次は5倍粥で…というステップアップも、「1日目・2日目は小さじ1、3日めから小さじ2……」といったような量の増やし方も、必ずしも教則本に沿わなくても大丈夫なんだ、ということ。

 

私は、教則本に「小さじ2を2日間」「食事は決まった時間に」と書いてあったら、小さじでしっかり計測し、それ以上でもそれ以下でもなくきっちり「小さじ2」を「2日間」、「毎日朝の10時」にあげていました。

そうでなくてはいけない、というより、「そのほうが安心・間違いがない」と思い込んでいたので、正確にすることに必死でした。

でも、「あれ、この子、もうちょっと食べたいのかな?」と思ったら少し増やしてみていいし、「まだごっくん期なはずなのに、もぐもぐができてる…?」と思ったら、もぐもぐ期の調理法にステップアップしちゃって良かったのでしょう。

もちろん、無理にたくさん食べさせてしまったら消化機能が追いつかなくて体調を崩すかもしれません。また、アレルギーや誤嚥にも気をつけるべきなのですが、そのあたりの塩梅は、ママの直感・感覚で判断できる範囲なんだと思います。

 

「毎日10時が食事の時間なのに、午前睡が長引いてもう10時半なのに爆睡してる…どうしよう、起こしたほうがいいのかな!?」といちいち悩んでいました。

「起きてすっきりしてから食事にすればいいよね」なんていう簡単なことも、第一子で夢中に子育てをしていたカチコチ頭の私には、まったく思いつかない考えだったんです。

 

■「食べるときは食べるし、食べないときはどうやったって食べない」のだ

自宅で用意した離乳食も、苦手なイモ類・ウリ類以外はパクパクとよく食べてくれたし、外出時のレトルトの離乳食もだいたい完食する長女。

 

そんな長女でも、たまに、まったく食べてくれない日がありました。

スプーンを見せても口を開こうとしないし、無理やりくちに入れてもベエ〜っと吐き出してしまう。

「茹で方がわるかったのか」「味付けが悪かったのか」「それとも、体調が悪いのか!?」とそれはそれは心配しましたが、次の食事の時にはパクパクと食べるいつもの様子に戻っていたり…。

 

よく考えてみると、自分だって「今日は食欲ないからパス」「気分が乗らないからビールとおつまみだけでいいや」なんて日があります。

それなのに、子どもにだけ、「毎日同じ時間に決まった量をすべて食べなさい」なんて、酷だったなぁと反省。

 

赤ちゃんにだって、「なんかご飯って気分じゃない。おっぱいだけでいいや」っていう気分の時だってきっとあるんでしょうね。

 

■第二子だからって手を抜いているではない……つもり!

第一子の経験があることで、第二子の子育ては圧倒的に精神的にラクです。

 

たとえば「なかなか泣き止まない」という場合。

第一子だと「どうしてこの子はずっと泣いてるの? おっぱいが足りない? それとも、どこか身体が悪いの!? だれに相談すればいいの!?」とそれだけでパニックになっていました。

でも、第二子の場合は、「うんうん、こういう時期あるよね。眠ったら泣けないんだから、早く泣き疲れて眠っちゃいなさいな〜」とおおらかに構えていられる余裕がうまれています。

 

だからといって、次女の育児が適当なのかというと、そういうわけでもなく、まだ産まれて半年しか経っていない赤ちゃんを「適度」な緊張感を持って育てています。

 

そう、「適度」。

今になれば、「第一子の時は、なんであんなにプレッシャーと戦っていたんだろう? もっとおおらかに柔軟にこなせばよかったのに」なんて思えるのですが、当時は目の前の0歳児の一挙手一投足にまさに一喜一憂していた必死の24時間。

テンパり続けていたもんだから、ひとりでメソメソ泣いたことも一度や二度ではありません。

 

でも、そんな第一子の「テンパリ育児」を経て、「適度」を覚えました。

それだけで、0歳児育児がとてもラクで楽しい時間です。

 

これから、食材が増えていき、2回食・3回食になっていく次女の離乳食ですが、頑張りは「適度」に抑えて、それよりも、今しかない赤ちゃんの時期のお世話に楽しんで取り組みたいと思っています。

 

 

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