【連載】ママのための写真撮影TIPS[32]
娘が幼稚園に行くようになってから、区の子育て施設で月に1回、ママのための写真講座を開催しています。
みなさん、赤ちゃんが生まれてからたくさん写真撮影しているそうで、「子どもがいなかったころよりずっと撮影する回数が増えた」と、口をそろえて言います。
家族において「写真が果たす役割」というのは、ただ画像を残すということ以上に、たくさんの意味があると思います。
それは、「どんな設定や構図で撮影するのか」といった撮影上のテクニックと同じように、写真撮影においても重要なことなのだな、とあらためて思うようになりました。
ということで、今回から数回にわたって、「必要性から考える、写真の撮り方と管理」というテーマで、書かせていただこうと思います。
以前書いた内容と重複する部分もありますが、復習の意味も兼ねて読んでみてください!
(1)写真の役割ってなんだろう?
写真を撮影しました。
さあ、その写真はなんの目的で撮影したものですか?
たとえば旅行中の記念写真。
訪れた場所を背景に選んで、みんなで並んで、にっこり笑って撮影!
これは、「旅行の記念の写真」です。
家族で並んで撮影するなら、家族皆がそろった写真、ということにもなります。
素敵なレストランに行った。
出てきたランチを携帯でパシャ!
これは、「ランチの記録」の写真です。
写真はあとから思い返したときに、自分の記憶代わりをしてくれる役割があります。
そんな風に考えていくと、普段なんとなく撮影している写真にも、「どんなときに」「どんな風に」「どんな目的で」撮影しているのかという意味があることがわかると思います。
(2)「写真を使う」ことで多いのが年賀状
本記事を読んでいる方の多くは「ママ」さんだと思います。
そこで、家族の中で、「写真を使う」ときってどんなときでしょう?
一番に思い浮かぶのは、家族の記録としてのアルバム写真用!
そして、その次くらいに、「年賀状」と来るのではないでしょうか。
では、「年賀状」向きの写真ってどんなものでしょう?
(2)空白のスペースをうまく利用しよう!
前置きが長くなってしまいましたが、年賀状には、「決まりのあいさつ文」と、「ひと言入れるスペース」があるといいですよね!
もしそういったスペースが最初からあれば、その写真1枚をそのまま年賀状にすることができます。
たとえばこちらの写真。
普通に印刷して飾るには、少し余白が多いかな?と思われるかもしれませんが……
文字を入れたら、まるでデザインされた年賀状のよう。コラージュなどの特別な機能を使わなくても、1枚で絵になる年賀状が作れます。
どーんと1枚使った写真は、インパクトがあってかっこいいですよ♪
写真に余白が多いと、手書きのコメントも書きやすいです。空きスペースが白なら、黒ペンで書けるのでとっても楽。
定型文だけ文字をいれて、空きスペースは手書きでひと言、個別のメッセージを入れることができます。
「年賀状に使う写真を撮りたい」というときは、「余白を活かした写真を撮る」ことを意識してみてくださいね!