「気になるみんなのトイトレ事情」と題したCheers! mama読者アンケート調査報告。これまでに、
というテーマで2本をお届けしました。
最終回となる今回は、みなさんからお寄せいただいた「トイトレ体験談」を一挙ご紹介!
失敗したこと、困ったこと、楽しむ工夫や成功のきっかけなど、実際にトイトレを終えた方や実践中の方のリアルなコメントです。
【失敗したこと・困ったこと】
音楽などが流れる補助便座を使ったら、トイレに集中出来ず購入を後悔しました。
→楽しい機能の付いた補助便座は「子どもが喜んで座った派」と「遊んでばかりでトイレどころではなくなってしまった派」とで意見がわかれていました。
妹が産まれたことがきっかけでトイレにいくのを嫌がるようになってしまった(そのときはトイレを無理強いしなかった)
→引っ越しや転園なども含め、環境の変化で「トイレ頑張る」という気持ちが折れてしまうこともあるようです。どうしても行きたくなくなってしまったら、無理強いせずにいったんトイトレをおやすみして落ち着いた頃に再開、というかたちがよいようですね。
おもちゃで遊んでいる最中や、テレビやDVDを見ているとトイレに行きたがらない
→何かに集中しているとトイレにいくことを忘れていたり、「行こう」と声をかけても嫌がったりしてしまいます。「このおもちゃ、トイレに持って行ってもいいよ」「トイレが終るまで、DVDはストップしておいてあげるから、急いで行っちゃおう!」など、大人からの声掛けを工夫するという意見がありました。
何度「そろそろトイレ行こう」といっても「イヤだ」と言うので放っておいたら案の定おもらし。怒ってはいけないとわかっていても、ついイラッとして、「だから言ったでしょ!」と怒ってしまったら、それからしばらく「もうやだ、オムツがいい」とトイトレを拒否するように…。
→怒ってはいけない・焦ってはいけないということは、ママが一番よくわかってるんです。でも…でも!! やっぱりママだってイラッとしてしまうことはありますよね。
保育園でトイトレが始まったので、自宅でも補助便座を買ったのに「保育園はこんなトイレじゃない!」といって座ってくれなかったので、保育園で使っている便座に似たおまるを購入した
お下がりでもらったおまるが某キャラクターのついたものだったのだが「コレきらい!」といって座ってくれなかった…
→これならきっと喜ぶだろうと思ったのに!と、親としてはイラっとしてしまうような状況ですが、子ども自身の気持ちが乗る環境を作ってあげるのって、なかなか難しいですね。
子どもは好きなキャラクターのおまるがいいと主張し、主人はどうしてもキャラクターものが嫌だと頑な! もう、どっちでもいいから早く買ってトイトレ始めようよ〜!!
→好きなキャラクターならやる!という子どもの気持ちも、インテリアの雰囲気を壊したくない!というパパの気持ちも、両方わからなくもないのですが……「もう、どっちでもいいから」というところにママの本音が見えたご意見でした。
失敗や困難を経験し、どうにかしてトイトレに前向きになってもらう方法を探して実践していました。そんなみなさんの秘訣をまとめました。
【トイトレを楽しむ秘訣】
ごほうびシール作戦…トイレができたらシールを貼る/成功したら(座れたりオシッコができたら)壁のカレンダーにシールを貼る/「おしっこシール」「うんちシール」「どちらも出なかったシール」を用意した/おまるに好きなシールを自分で貼らせて専用感・特別感をもたせた
→最も多かった秘訣が「ごほうびシール」。「できたらシール」と、成功体験を子どもの大好きなシールで実現してあげる方法です。カレンダーや自作のすごろくなどをトイレの壁に貼って、座っている間も見て楽しめるようにしている方もいるようです。
トイレデコレーション作戦…トイレマットをキャラクターのものにする/トイレ内を飾り付けする/子どもの顔写真や、家族、よく会う親戚などの写真を壁に貼り、便座に座りながら会話をする
→子どもにとって「トイレは楽しい空間」であるということを認識させる作戦です。装飾については、子どもと一緒に飾り付けをした/手作りの日めくりカレンダーやスタンプカードを作った、という方もいらっしゃいました!
テレビを観ながら頑張っちゃおう作戦…おまるをテレビの前に据え置きにしてトイトレのDVDを見せながら座らせた/おまるに座るときは好きな番組の録画を流してあげるというルールにした/「あ!●●(番組名)の時間だ!おまるに座らなきゃね!」と特定の番組をトイレタイムに設定した
→おまるユーザーは、テレビ番組やDVDを活用されている方が多いようです。トイレに行こうと言ってもなかなか理解してくれなかったが、キッカケがわかりやすければスッと座ってくれたという体験談も。「おむつを脱いでおまるに座る」を習慣づけるためには有効なテクニックですね!
グッズでテンションあげちゃおう作戦…お気に入りのパンツを用意する/おしっこをかけると絵が現れるシートを使った/補助便座に好きなキャラクターの絵のついた補助便座シートを貼った/メルちゃんやポポちゃんなどのお人形のトイレで遊んだ
→トイトレをスタートすると知る言葉のひとつに「おにいさんパンツ/おねえさんパンツ」というものがありますね。オムツは卒業して、普通のパンツを履くことで、あこがれの「おにいさん・おねえさん」に近づけるんだ!という子どもの心をくすぐる単語です。好きな柄を選んであげたり、一緒に買いに行ったという方もお多かったです。
また、トイトレをスムーズに進めるためのお助けグッズも。
「オシッコをかけると絵が出るシートを使うようになってから、トイレに誘うとスムーズについてきてくれるようになった」というコメントがありました。
おまるやトイレを拒否してなかなかトイトレが進まない…とお悩みのみなさんは、いずれかの作戦を試してみてはいかがでしょう?
さて、最後の体験談はこちらです!
【トイトレ成功のきっかけ】
急かさない/こちらからは何も言わないで、できた時に(大げさに)褒める/本人が行きたがるときだけいかせる
→早くトイトレを進めたいのにうまく行かないことを「待つ」というのは非常に精神力のいることですが、そこはママやパパの頑張りどころなのかもしれません。「なるべく怒らないことが私の目標」という方も。また、「自らやる気を起きるまでさせなったら、1週間であっという間にできるようになった」という方もいました!
トイレ、トイトレ関連の絵本・DVD・YouTubeの動画・教材を使った
→絵本は以下の5冊をご紹介いただきました。
▲ひとりでうんちできるかな (あかちゃんのあそびえほん( 4))
▲トイレで すっきり―こぐまのくうぴい (ミキハウスの絵本)
また、トイレトレーニングの教材は、「こどもちゃれんじ」(ベネッセ)のしまじろうのものや、「いないいないばあっ!」(Eテレ)のワンワンのものを使った方が多いようです。
大人・きょうだい・お友達がトイレでしているのを見せた
→ママやパパだけでなく、より年齢の近いきょうだいやお友達が「トイレでしている」という様子をみたことが刺激になったというコメントが多数ありました。
日常的に見える場所におまるを置くようにした
→いつも傍にある身近な存在に位置づけることで、抵抗感が薄まっていったという体験も。
トイレトレーニングスタート前から「トイレってこうやってするんだよ」と大人のトイレを繰り返し見せていた
→卒乳・断乳の1カ月前から「この日にオッパイとバイバイね」と毎日カウントダウンする「言い聞かせ卒乳」で成功した、という話に近い方法ですね。トイトレスタートと同時にエンジンを掛けるのではなく、いつかのトイトレのために無理なく少しずつ伝えていけば、自然と理解してくれそうですね!
いかがでしたか?
全3編にわたってお届けしたCheers! mama読者アンケートレポート「気になるみんなのトイトレ事情」。
ここでご紹介したたくさんの体験談は、これからトイトレを始めようという方や、現在トイトレ真っ最中の方、なんらかの理由で一度中断されている方にとって、ちょっとしたヒントを見つけていただくことができたのではないでしょうか。
Cheers! mamaでは、このアンケートを踏まえ、「この夏からトイレトレーニングを始めてみよう」と思っている0歳・1歳・2歳・3歳のお子さんを持つmama記者のみなさんを集め、「おまる」「補助便座」の体験会を行いました。
各年齢のお子さんの「はじめてのおまる」の様子や、mama記者の皆さんの感想などは、近日中にレポートいたしますのでお楽しみに!