カウンセラーをしている仕事柄、日々心理学を学んでいます。
子育てでも心理学を応用してできそうなことはないかと考えています。
心理学というのは幅広く専門的な知識が必要ですが、少しの工夫で面白いほど日々の育児が上手くいくことがあります。
例として、ご家庭でもできる簡単なテクニックをご紹介します。
こちら側の都合で前提を作る、「誤前提暗示」と呼ばれる心理テクニックがあります。
たとえば、「海に行く?」という聞き方をした場合、返ってくる答えは“YES”か“NO”の二択になり、そもそもどこにも行かないということが50パーセントの確率であることになります。
そこで、「海に行く? それとも山に行く?」という聞き方をすると、「どこかに行く」という前提が無条件で存在していて、無意識に「海」か「山」を選び始めるという状況を作ることができます。
これを子育てに応用してみましょう。
たとえば、なかなか着替えてくれないとき。
「早く着替えなさい!」と強要したり、「そのまま裸でいるの?」と“裸でいる”という(選んで欲しくない)選択肢を見せないで、「Tシャツと、長袖、どっちにする?」と(着替えるのは前提で)聞いた方が「じゃー、Tシャツ!」とこちらがして欲しい“着替える”という行動を促すことができるのです。
それから、ご飯を食べないときも。
「食べるの? 食べないの?」と聞くよりも、「ご飯とにんじん、どっちを先に食べる?」と聞き、食べる前提で質問すれば案外すんなり食べてくれたりします。
さらにもうひとつテクニックを加えてみましょう。
もし食べて欲しいものが“ご飯”であるなら、あえて嫌いな“ピーマン”を比較対象にあげて「ピーマンを食べる? ご飯を食べる?」と聞きます。
すると、「ピーマン食べるくらいなら、ご飯食べよう」という心理が働き、ご飯を食べてくれるはずです。
毎日の育児の中で、何度言ってもなんで聞かないの! とあきれることがあると思います。
そんなときは、ぜひ試してみてください♪
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