【連載】うちの子がすきな絵本[74]
東京オリンピックも終わりましたね。アスリートを見ていると、何かに本気で没頭している人って輝いてるな…とか、試合のプレッシャーやストレスは凡人には分からない苦しさなんだろうな…とか、いろんな思いが頭をめぐります。
アスリートじゃなくたって、園や学校や会社などなどいろんな場所で、知らない間に競争みたいなものに巻き込まれていたりしますよね…?誰だってプレッシャーやストレスみたいなものは大なり小なり感じたりするものだとも思います。
そんな風に、「なんだかちょっと疲れたなぁ〜」と思ったときに読みたくなるのがこの絵本、『ネコリンピック』。
読んだ後には、肩の力が抜けて、顔がニヤニヤゆるんでいるかも…?
それだけでなく、「あ〜!私、こんなふうに子育てしたいと思ってたのに忘れてたかも…」と、ちょっとハッとしたりもします。
もちろん、頑張るってステキなことだと思います。でも、母という立場から子どもを見たときに、「その子らしさ」「無理をしない」「型にハマりずぎない自由な発想」というキーワードは、大切にして行きたいなと思うのです。
「生きることをもっと楽しむって、時にはこういうことかなのかもしれないなぁ〜」と、かわいいイラストの猫ちゃんたちが、ゆる~い言葉で、大切なことを思い出させてくれる絵本です。
この絵本に出会ったのは息子が年中くらいのときでしたが、小2になった今でも、「この絵本大好き!!」と言っている息子のお気に入りの1冊です。