過去の連載、
に続き、今回も構図についてのお話です。
今回はスマホ(iPhoneやAndroid端末)で撮影するときの構図を考えてみましょう。
一眼レフを持っていても、スマホで撮影する機会は多いですよね。
もちろん画質は一眼レフのほうがずっと上ですが、スマホ写真ならではの魅力にあふれる写真を撮ってみるとまた世界が広がりますよ!
また、スマホは様々な写真アプリが使えるのもいいところ。
今回は、真四角写真とフィルターが優秀な「Instagram」(インスタグラム)で撮った写真を使ってご紹介します。愛用している方も多いのではないでしょうか!
■真四角写真とフィルターで面白効果! ならば構図は思い切って!
スマホで撮るなら、「スマホでこそ撮れる面白い写真」を狙ってみましょう!
子どもがイスに座って食べている写真です。
普通なら、このように子どもと食べているもの全体が入るように撮影しますが……
今回は、あえてこんな構図で撮影してみました。
頭全部なんて入れません。
頭部と体の左側は思い切ってカット。被写体はあえて真ん中以外のところに配置してあります。
しかも、白黒に加工してみました。
こんな風に大胆な加工を気軽に選べるのも、アプリならではです。
■文字を入れてみよう!
文字を入れるとまた雰囲気が変わります。
私は写真に文字を入れるツールとして、「over」という海外の無料アプリを使っています(※iPhone/iPad用のみ)。
一般的に英語フォントは「アルファベットのみ」なので、フリーフォントでも手書き風のかわいい文字が提供されているのでおすすめです。
■アンバランスな構図も魅力!
次は、モルモットを撫でている写真です。
通常なら真ん中に被写体をおきたいところですが……
あえてアンバランスな場所に被写体を配置してみました。
なんだかこのアンバランスさが、独特の空気感を出していると思いませんか?
スマホ写真の魅力は、まずその「手軽さ」。
そして、そもそもスマホ本体が「軽い」こと。
スマホは、いつでも持っているうえ、「あ、ちょっと撮ろうかな」というタイミングで出すことができます。
アプリを使えば、本来ならパソコンを使わないとできなさそうな「写真加工」なども気軽にスマホで行うことができます。
さらに、「軽い」というのは、思った以上に構図に自由度を与えてくれます。
たとえば、真上から、真下から、片手を伸ばせば難なく撮影できてしまうんです。
重い一眼レフだと気軽にはできないことですよね。
さらに本体も小さくて、広角(広く撮影できる)であることも魅力です。
■真上から撮影してみよう!
軽さにメリットがある携帯のカメラならこんな風に真上からの撮影もかんたん!
真上からの写真、なかなか面白いですよ!
手前の遊具が迫ってくるように切り取ると、距離感が出て面白い写真になります。
■ロケーションが主役の構図
最後に、子どもがちょびっとだけ写った写真を。
走る姿を後ろから写しました。
ちょびっとしか写っていないけれど、「ロケーション」「夢中で走り去っていく元気な姿」が伝わってきますね!
さて、いかがでしたか?
せっかくだから、スマホ写真はスマホの魅力を生かして撮影してみるとずっと世界が広がります。ぜひお試しくださいね!
次回からは実際に読者の方からいただいた質問にお答えしていきます。
写真撮影についてお悩みのあるかたは、Cheers! mamaの「お問い合わせフォーム」からご意見をお寄せください。掲載時期のお約束ができないこと、また、すべてのご質問にお応えできるわけではないことをご了承下さい。
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