写真は「構図」が大切!というのはわかるけど、漠然と言われても、なんだかイマイチわからない〜!
…という方のために、前回の『「伝わる」写真を撮ろう(1)』に続き、今回も写真を比較しながら考えていきたいと思います。
とにかくたくさんの写真を比較して考察していきましょう!
■「1枚絵」の構図にトライ!
これは、ぐっと引いて構図を広く撮影した写真です。
ロケーションがいいからできる構図ではありますが、連続した飛び石の規則性を子供が歩いている姿を、ど〜んと広く、そしてボカさずに撮影することによって印象的に伝えています。
でも、この写真の一部だけ切り取ってしまうと……
▲かなり拡大しているので、画像が荒いです。
イマイチ何が伝えたいのか分からない写真になってしまいますね。
いいロケーションでは、場所を生かした「1枚絵」としての構図にも是非トライしてください。
せっかくのいい風景も、子供のアップばかりではもったいないですよ!
■「風景」が構図のエッセンス
こちらは、落ち葉を拾っている子供の写真です。
おなじシーンでも、子どもを中心に撮影すると…
▲ここでは、上の写真を切り取りました。
こんな雰囲気に。
こちらもカワイイのですが、「落ち葉を拾っている」という様子を伝えるならば、落ち葉がたくさん落ちている風景をあえて多めに入れて撮影したほうがぐっと印象に残りますね!
■主役と背景の配色もチェック!
大きな枝つきの落ち葉を拾って満足顔の子供です。
この写真から、落ち葉を拾って満足顔の子供だけを切り取ってみました。
どちらもいい写真ですが、今回は後ろの緑がきれいなので、あえて残すというのもテクニックですね!
撮影時、「背景」に目を配るのがいかに大事かということがわかります。
もし、あとから見て後ろの背景がイマイチなら、トリミングしてしまうということもできますね!
■主役を印象的に残す
こちらは、子供の表情にフォーカスした写真です。
おおきくて印象的な枝つきの落ち葉はあえて全部は入れずに、切り取ってあります。
「目線がある」写真はそれだけで「子供の表情がメイン」というテーマになりえるのであえて表情にフォーカスして、余計なものは切り取っています。
いかがでしたか?
今回は、「きれいな環境、きれいな背景」で撮影したときの写真を特に集めて比較してみました。
「いい環境」であるなら、積極的に背景は残していきましょう。
ありきたりにしないポイントは「左右どちらかに被写体を寄せて」撮影することです。
そうすることによって、ついつい被写体ど真ん中で記念写真になりがちな「横の構図」がぐっと広がりを持ってきます。
特に、「(目線がこちらを向いていない)自然な雰囲気の写真」では積極的に環境の背景を残すのはとても有効なテクニックです。
逆に、「目線がある写真」は思い切って切り取ってみましょう。
「余計な背景があること」によって、「表情」の印象が薄れてしまうためです。
そして、「きれいな背景」を探しながら撮ることも大きなポイント。
ついつい子供ばかり見てしまいがちな子供撮影ですがしっかり背景を見ながら撮影しましょう!
さて、次回も引き続き、構図について例示しながら考察していきたいと思います。お楽しみに!
ユニークなスマホ専用三脚【メール便及び代金引換は不可】ボールをいっぱい繋いだようなユニー… |