▲『働くみんなのマタハラ手帳』表紙
働く女性の活躍が国会でも話題になる今、ニュースなどでもよく取り上げられているのが「マタニティ・ハラスメント」、略して『マタハラ』。
働くママたちの中には、妊娠出産の際に職場で悩んだことがある人もいるのではないでしょうか? 悪気がなくても起こってしまうこともあるマタハラ。女性が働くということや、妊娠出産についての理解不足によって起きることが多々あると思います。
ちなみに、マタハラ(マタニティ・ハラスメント)を辞書で引いてみると
「職場などでの、妊娠・出産に関するいやがらせ。妊婦に直接いやがらせを言ったりしたりするほか、妊娠を理由に自主退職を強要する、育児休暇を認めない、妊娠しないことを雇用の条件にするなどの行為も含まれる。(『デジタル大辞林』小学館)
とのこと。社会的な認知はまだ充分に進んでいませんが、マタハラの被害の実態は、よく知られている『セクハラ』(セクシャル・ハラスメント)よりも深刻であると言われていて、対策が急がれています。
さて、このマタハラを考えるうえでとても参考になるのが、日本労働総合組合連合会(連合)が発行している『働くみんなのマタハラ手帳』です。マタハラ問題を広く知ってもらえるようにと作られたそうです。
この手帳は、ネットから無料でダウンロードすることができます。
イラスト入りでわかりやすく、マタハラとは何か、妊娠中や産後の労働に関係した法律についてなど、働く女性が知っておくべき妊娠・出産・育児に関係した内容が盛り込まれています。いわば、働くプレママ、ママのためのバイブル。また同時に、身近な存在のパパや、職場の男性にも知ってもらいたい内容です。
▲PDFでダウンロードできるので印刷しても読みやすいです。
妊娠出産を経験した私たちママだからこそ、今この問題も考えてみてはどうでしょうか?
特に働くママたちは、まずは自分の職場や身の回りで、より女性が働きやすく、周囲も気持ちよく一緒に仕事ができるような働きかけの1つとしてマタハラ手帳を使ってほしいと思います。
(mama記者・小林りょうこ)
【関連リンク・ダウンロードはこちらから】
- 『働くみんなのマタハラ手帳』(日本労働総合組合連合会)