【連載】公園・庭園・デパートの屋上で遊ぼう![74]
京都府立植物園は日本最古の総合植物園です。
基本コンセプトは「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」。季節の花を楽しめる「ばら園」「はなしょうぶ園」や熱帯植物が育つ「観覧温室」、豊かな自然が残る「なからぎの森」、山野の植物等を自然に近い状態で植栽した「植物生態園」などなど多彩な施設が揃っています。
■遊具で子どもたちも楽しめる「未来くん広場」
植物だけではなく、子どもたちの遊び場が整備されているのも京都府立植物園の魅力です。
正門近くの「未来くん広場」にはすべり台のついた2基の複合遊具があります。植物園らしく森の木々や花のような色使いが可愛い!
▲すべり台や雲梯の複合遊具。キノコのような飾りがついています
▲黄色と赤の色使いが紅葉シーズンの森みたい!
■きのこ文庫
未来くん広場には「きのこ文庫」があります。
キノコの形をした野外本棚が数ヶ所に設置され、京都府立植物園では屋外で本を読むこともできます。広場には野外卓も多いので、植物を眺めながらのんびり読書もいいですね。
▲中央の赤いキノコの中に本が入っています。ベンチでゆったり読書タイム
▲児童書などたくさんの本がズラリ!どの本も大切に扱われていて綺麗でした
■四季を通して熱帯植物を楽しめる日本最大級の観覧温室
未来くん広場の隣は、観覧温室。
京都府立植物園の観覧温室は池に浮かんだ金閣寺のイメージと、北山連峰のシルエットを取り入れた京都らしい優雅なデザインです。
中では食虫植物展、洋ラン展などの展示会も随時開催されているそう。(別途観覧料が必要)
▲展示植物は約4500種類、国内初展示や初開花の植物も多い
▲訪問時は7月末、温室前の池には熱帯スイレンが咲いていました
■広々とした芝生広場と一息つけるカフェ
観覧温室の近くには「大芝生地」が広がります。
とても綺麗な芝生だったので、寝転んで空を眺めたりして気持ちよさそうです。
大芝生地の脇には「森のカフェ」、京都府立植物園では食事などを楽しむこともできます。散策のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
▲青々とした芝生が美しい大芝生地
▲夏だったので、森のカフェは「ひまわり冷麺」がおススメメニューでした
■なからぎの森
「森のカフェ」から少し北に歩くと、京都府立植物園唯一の自然林「なからぎの森」があります。
ムクノキやイチイガシなど開園前からの植生が残る貴重なエリア。池のほとりにはモミジなどが多く茂っていたので、紅葉シーズンには訪れる楽しみもありそうです。
▲「なからぎの森」の中心にある半木(なからぎ)神社
▲たくさんの木々に覆われて涼しい!なからぎの森では水車が回っていました
■展示方法に趣向が凝らされた「四季 彩(いろどり)の丘」
京都府立植物園には丘や小川、池や岩山を配置した「四季 彩の丘」というエリアも。
車椅子の方の目線にあわせて地面より高く作られた花壇や、兵庫県佐用郡の民家の岩などを活用したロックガーデン「佐用の庭」などがあり、変化に富んだ景色を楽しむことができます。
▲一年を通じて多様な植物が楽しめる「四季 彩の丘」
▲夏だったので、ヒョウタンが棚いっぱいにぶら下がっていました
■「朝顔展」が開催中でした
訪問時には、北山門近くの植物展示場で「朝顔展」が開催されていました。
この日は昼間だったので花を閉じていましたが、朝顔の咲く夏場は早朝開園なども行われています。
少し早起きして、京都府立植物園に足を運んでみるのもおもしろそうですね。
▲アサガオ観察会なども行われるそう
たくさんの植物に出会える京都府立植物園。子どもの遊び場もあるので、家族みんなで楽しめる場所だと思います。
【公園情報】
- 開園時間…9時~17時
- 観覧温室開室時間…10時~16時
- 入園料…一般200円、高校生120円、中学生以下無料
- 場所…京都府京都市左京区下鴨半木町
- アクセス…京都市営地下鉄「北山駅」下車3番出口すぐ
- 詳細…京都府立植物園
※本記事は「PARKFUL | 公園をもっと楽しく、もっと身近に。」の記事をもとにCheers! mama編集部が一部編集して掲載しています。
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