ある日、長男(5歳・年中)の奥歯が欠けているのを発見しました。
気付いたのは寝る前の仕上げみがきのときでした。
下の奥歯の間に詰まっていた食べかすを取ると、ポッカリと穴が空いていました。
でも穴は黒くないし、本人も痛がらない。
「歯を食いしばったときに欠けてしまったのかな?」なんて思いつつ、このままにはしておけないので、歯医者さんに連れていきました。
■歯医者さんでの診断は「虫歯」
ショックで頭が真っ白になりました……。
自分が虫歯で苦労した経験から、毎晩の仕上げみがきは念入りにしていたのに、どうして?
そもそも、黒くないし、本人も痛がらない。
何より、幼稚園での歯科検診では何も指摘されなかったのに、突然歯が欠けるほどの虫歯になるんでしょうか?
悲しくて悔しくて残念で、長男にとても申し訳ない気持ちになり、次から次へと疑問があふれてきました。
これらの質問をしてみたところ、先生の回答は驚くものばかり。
そこで歯医者さんから聞いた、「そんなこと知らなかった! もっと早く教えてほしかった!」というポイントをお伝えします。
■乳歯の虫歯は白い
これが一番驚きました。
虫歯は黒いと信じ込み、仕上げみがきをするときには黒いところがないかばかりをチェックしていたのです。
が、実は虫歯には、進行が遅い黒い虫歯と、進行が早い白い虫歯があるんだそうです。
乳歯は柔らかいので、進行が早い白い虫歯ができることが多く見落とされやすいとのこと。
仕上げみがきのときには、歯に白い斑点がないかを見ると良いそうです。
■乳歯の虫歯は痛くない
歯が欠けるほど虫歯が進行していたのに、長男は「しみる」とか「痛い」などとはまったくく言いませんでした。
「冷たいものがしみる」とか言ってくれたらもっと早く気付けたんじゃないか、と長男を責めたくなる気持ちも湧いてしまいました。
でも、子どもは痛みの感覚が未発達で、虫歯の痛みに気づきにくいそうなんです。
また、痛みを感じていてもうまく言葉で伝えられず、大人が気づけないケースもあるようです。
■乳歯の虫歯は奥歯の歯間にできることが多い
私の最大の疑問は、幼稚園での歯科検診では何も指摘されなかったのに、「どうして、突然歯が欠けるほどの虫歯になってしまったのか?」でした。
先生によると、乳歯の虫歯は奥歯と奥歯の間から横向きに進行することが多く、場所によってはレントゲンを撮らないと歯科医でも分からないそうです。
幼稚園や保育園で行う通常の歯科検診では異常なしと言われていたのに、歯医者さんで虫歯を発見されるケースは決して少なくないといいます。
■虫歯の予防にはフロスを使う
予防には、フロスを使うのが効果的とのことです。
また、奥歯と奥歯の間の他にも、上の前歯の間や、歯と歯茎の間なども虫歯になることが多い場所だそうなので、仕上げみがきの際には気をつけてあげてください。
乳歯は柔らかいため、周囲の歯に虫歯が移りやすかったり、治療した歯が再度虫歯になってしまったりすることもあるそうです。
乳歯はいずれ永久歯に生え変わるからと乳歯の虫歯を軽視してしまうと、永久歯が虫歯になるリスクが高まってしまったり、歯並びやかみ合わせにも影響が出てしまったりするそうです。
乳歯は生え始めたときから虫歯のリスクにさらされています。
子どもの歯を守るためにも、乳歯が生え始めたら定期的に歯医者さんに行きましょう。
なお、この記事は、私がかかりつけの歯医者さんに聞いた話です。
気になる方は、かかりつけの歯医者さんに相談してみてくださいね。
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