【連載】ママのための写真撮影TIPS[31]
3記事にわたってご紹介した「かわいい小道具を使って撮影しよう」シリーズはお読みいただけましたか?
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さぁ、小道具を用意したので、さっそく撮影しよう!
……と思ったものの、次に訪れるのは、「どこで撮影すればいんだろう?」という悩み。
せっかくなら、季節感のあるロケーションを活かした子ども写真を撮ってみたいですね。
私も仕事で撮影をしている中で、「この場所が撮影に適していると思って」と、場所を指定していただくことがあるのですが、「あれ、私の思う撮影に適した場所とはちょっと違うな」という感想を持つことがよくありました。
ということで、今回は「撮影に適した場所」について書かせていただこうと思います。
■観光名所は避ける
「 有名なあの観光スポットで撮影はどうだろう?
ロケーションがいいことで有名だし、きっといい写真が撮れるに違いない!」
いえいえ、そうじゃないんです。
もちろん有名な観光名所は、すばらしい建物やロケーションがあります。
でも、観光客も多く、人が多過ぎて撮影ができるようなスペースが取れないことがたくさんあります。
特に春の桜、秋の紅葉などで有名な場所はもっとも困難!
どこを撮っても背景に人が写ってしまいます。
これでは、せっかくのいいロケーションも台無しです。
■広くて落ち着いた公園を選ぼう!
では、小さいけれど、慣れ親しんでいる近所の公園で!
…じつは、こちらもおすすめできません。
なぜかというと、小さな公園の周囲は民家であることが多いから。
遊具で遊んでいる写真ならまだよいのですが、背景をいれて撮影しようとすると「あのおうちのベランダの洗濯物が写っちゃった…」なんてことにもなりかねません。
なので、「ある程度の広さがあって、人が少ない公園」が一番のロケーションということになります。
郊外に行けばそういった公園はたくさんあるかもしれませんが、都市部となるとなかなかないですよね。
たとえば東京都内の場合は、
- 「井の頭公園」なら三鷹側の落ち着いた側を選ぶか、入園料が必要なの井の頭動物園内にする
- 「新宿御苑」なら、桜と紅葉の時期は避けて行ったほうが無難
…といったように、公園によって選ぶポイントは変わってきます。
まず一度公園へ行ってみて、ひどい混雑ではないか、撮影を予定している曜日・時間帯はどのくらいの人混みなのかなどを確認してから決めるとよいでしょう。
もちろん、公園はみんなが使う場所で、落ち着いた時間を過ごしに来ている方もたくさんいらっしゃるので、撮影のときは周りへの配慮をお忘れなく♪