【連載】おっぱい110番[27]
母乳の生産が軌道にのらなくてなかなか出なかったり、かと思えば前回授乳してから1時間もたたないうちに張りはじめて痛くなってしまったり…そんな時に効く「濡れタオル+ジップロック冷温湿布」を、産後の入院中に助産師さんに教えてもらいました。
濡れタオル冷湿布の作り方
必要な物は、薄手のタオルと「ジップロック」に代表されるジッパー式ポリ袋。
作り方は、超簡単!
タオルを水で濡らして軽く絞り、折りたたんでジップロックへ入れて完成。
これをおっぱいの上に直接、または、薄手のシャツの上から当てます。
アイスノンや氷嚢のようにすごく冷たくなってしまうことなく「ほどよく」冷やしてくれ、結果、張りと痛みを「適度に」和らげてくれます。
ちょうど、「おっぱいの張りにはキャベツを貼る」というのにに近い感じ。
パジャマやブラジャーの上からだと効果がないくらいの冷たさなので、「おっぱいがガチガチに張ってしまって、ちょっと触れただけで痛い、歩く振動でも痛い、腕を上げ下げするだけでも痛い!!」となってしまっている時には効果は薄いかもしれません。
実際、私も、産後の入院中に自分でも痛くて触れないくらいのガチガチになってしまい、冷やさなければ眠ることもできないくらいの痛みの時はアイスノンや保冷剤で冷やしていました。
退院後、授乳のペースがつかめてきたのか、そこまでガチガチに張ることはなくなりましたが、時々「このままではマズいかも…」と思う、チリチリとした痛みを伴う張りを感じることが。
そんな時は、早めにこの「濡れタオル+ジップロック冷湿布」で乳腺炎予防をしています。
おっぱいの上に保冷剤を直においたままうっかり寝てしまって凍傷一歩手前!という経験がある私にとっては、「ほどよく」冷やしてくれる濡れタオル冷湿布は安心。
そして、たしかに「適度に」張りを抑えてくれるので、張りかえし(…って、こんな言葉があるのかはわかりませんが「揉みかえし」のイメージ)が来ることもなく調子が良いです。