保育園に通う次女は、保育園で先生に読んでもらうのが大好き!
「グーっていう犬の絵本が好きなんだけど、先生に読んでもらうと、いっつも先生が泣いちゃうんだよ」と、最近好きな絵本のことを、何度も家で話してくれました。
この「グーという犬の絵本」がどんな本なのか? 担任の先生に連絡ノートで聞いてみることにしました。
『だいすきなグー』というのがタイトルで、保育園の絵本じゃなくて先生がご自宅から持ってきた絵本とのこと。家でペットとして飼っている犬が、死んでしまうという、悲しいお話でした。
担任の先生は、この絵本を読むと「昔、家で飼っていた犬のことを思い出し、毎回涙が出てしまうんです」と言っていました。
そういえば、次女はこの絵本の話をする何日か前、夜寝る前に、
ねえ、ママやパパは死ぬの? 死んじゃったらどうなるの? 会えないの? 寂しいよ……
と急に泣き出したことがありました。
きっと、先生に『だいすきなグー』を読んでもらって、子どもなりに「死」について考えたんだろうと思います。
やっと『だいすきなグー』を手に入れて自宅で読み聞かせをしました。でも、なぜか次女は悲しいお話なのに笑っています。
「なんで笑っているの?」と聞いたら、「グーが面白いから!」と、絵本の面白いところを、いろいろと教えてくれました。確かに、最後は犬との別れは悲しいお話ですが、それまでのお話は、グーの楽しい生活の様子が描かれています。
絵本の最後でグーとの別れのシーンで、次女は泣くことはありませんでした。「悲しかったら泣いてもいいんだよ」と言うと、「悲しいけどガマンしてるんだよ」と複雑な表情。
我が家では動物を飼ったりしてはいなかったんですが、2年ほど金魚を飼っていたことがあります。
実際に「うちの金魚も大きくなりすぎて死んじゃったんだよね」と次女は覚えているようでした。
動物を飼うことは、日中家に誰もいない我が家では難しいことです。なので、これから先、次女は『だいすきなグー』のような体験をすることはないかもしれません。
命あるものとの別れの絵本を、自分が体験したことを重ねて何度も泣きながら読んでくれた保育園の先生。絵本といっしょに、大切な気持ちも子どもたちに届けてくれたんですね。
(Cheers!mama編集部・まきためぐみ)