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ママが自分を好きだと、子どもも幸せ!~『自分を愛する力』乙武洋匡

 

どうしてだろう? 子どもが無事生まれたときは、五体満足なだけで

「生まれてきてくれてありがとう!」って素直に言えたのに、成長するにつれて、できないことばっかりに目がいくようになるのは。

産後、実家の母や妹が「こんなに薄着させたら風邪ひくよ!」と会うたびに私に言うのを聞いて、毎回毎回こっそり泣いてたっけ。とやかく言われるのがイヤで、あんまり実家に帰らなかったなぁ~。

きっと、初めてお母さんになった私は、不安で不安でまわりの人には、

まず「大丈夫、よくやってる」って言ってほしかったんだろうな。

今になってわかるけど。

 

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大学生で『五体不満足』を出版した乙武クンは、知らないうちに結婚してちいさな男の子ふたりのパパになっていた!

「久しぶり!」と思って、書店で『自分を愛する力』を買って帰りの電車の中で読み始めたら、正直ちょっと落ち込んだ。

 

著者のご両親がたくさんの愛情をもって育て、「愛してる!」と本人に臆することなく伝え続けたこと。また、小学校の教師時代に、児童の両親よりも、たくさん子どもたちのよいところをほめ続けたこと。それが乙武さん自身と、乙武さんのクラスの子どもたちの「自己肯定感(自分が大好き! 感)」を育て、前に進む力になっていったことを知った。電車で読みながら涙ぐんでしまうほど感動的だけど、「私はとっても真似できないよ」と思ってしまい、途中で読むのをやめてしまった。

 

しばらくこの本をバッグの中に入れっぱなしにして、いつか読もうと思ってた。そしたら、Twitterで「イタリアン入店拒否」騒動が起こり、乙武さんは賛否両論の渦中の人となっていた。

 

騒動の後、乙武さんは自分のブログで経緯を説明して謝罪していた。そうか、こうやって乙武さんは、いろいろなことに挑戦し、意見を発信し、ぶつかったり非難されたりしたら立ち止まり、考えながら進んできたんだろうなぁ。

 

そう思いながら、『自分を愛する力』の後半を一気に読んだら、後半に乙武さんが育児に具体的に参加できないつらさを乗り越えたことが書かれていた。しかも、そのことが「生まれて初めて自分の身体について感じたつらさ」だったと言う。なんということだ!

本当にこの人は「自己肯定感」の達人だ。

 

達人の域にまで達するのは難しいかもしれないけど、私も、私を好きになろう。子どもに「大好きだよ!」と毎日伝えよう。続けていけば、子どもは自分がとっても大切な存在だと知り、自分のことも大好きになってくれるに違いない!

 

(Cheers! mama 編集部・まきためぐみ)

 

 

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