ある夜、小さなことからパパと喧嘩をしました。
子どもに手がかかり、パパに八つ当たりしてしまうこともしばしばある私。
言い過ぎてしまったな……と思いながらもきっかけがなく謝れず、気まずいまま2〜3日、会話もなく過ごしていました。
そして、パパとの喧嘩から数日後のある日のことでした。
用事があり、いつもなら自転車に乗って出かけるのですが、雨が降っていたので、珍しくバスに乗りました。
2歳の次男を連れていたので、大人しくできるかなと不安になっていたら、となりに座っていた70歳くらいのおばあちゃんが、「いくつ?」と優しく話しかけてくれました。
おばあちゃんには男の子が3人いて大変だったことや、その時できたママ友と今でも仲がいいことなど、いろいろなことを話してくれました。
そして、もうすぐ目的地に着きそうになったときのことです。
突然、おばあちゃんはいいました。
難しく考えなくていいのよ。
お父さんとお母さんが仲良くしていれば、必ずいい子に育つわよ。
パパと喧嘩をしていることなんて一言も言っていないのに、見透かされたようなその言葉に、涙がでてきました。
子育てで悩んだり、小さな事にくよくよしがちな今の私に、すごく響いたこの言葉。
バスで出会った優しいおばあちゃんに、とても大切なことを教えてもらった出来事でした。