ママたちが創る、ママのための子育てウェブマガジン[チアーズママ]

睾丸ってこんなに膨らむの!? 「鼠径ヘルニア」で手術をした息子の話

【連載】ママライブラリー[004]

ひろさん(mama記者)プロフィール

  • 都内在住、40代・パート
  • 家族構成…夫・会社員/息子・7歳

 

ココってこんなに膨らむの……!?

新生児の頃からオムツ替えの時に泣いてしまったりすると左の睾丸部分、つまり左の片タマ部分が、腫れるというかプクーっと風船のようにすごく大きく膨らむことがあり、これは何だろうなぁと思っていたんです。

特に本人が痛がることもなかったので、男子というものはこういう現象が起こるものなのかなぁと眺めていたのですが、やはりおかしいのではと不安に思い3・4か月検診の時に相談をしてみました。

その際には「陰嚢水腫(陰嚢に水が溜まる症状)」の疑いもあるとのことで、小児科の受診を勧められました。

ですが、かかりつけの小児科では判断ができず、さらに紹介された大学病院の小児外科を受診したところ「鼠径(そけい)ヘルニア」との診断!

「ヘルニア」とはいわゆる体の組織が別のところへはみ出してしまうこと。

つまり「鼠径ヘルニア」は、足の付け根の部分に穴が開いてしまっていてそこからはみ出した腸が左の睾丸に流れるため、風船のように膨らんでしまう状態ということでした。

これは遺伝的なものではなく、まれに起こる(誰にでも起こり得る)症状で、子どもの時に見つからず大人になってから発見されるということもあるそうです。

治療としては、その穴を手術で塞ぐことになるのだそう。

手術!? しかも全身麻酔!?、とショックを受けたのを覚えています。

この時の担当の先生は、「手術するかどうかということと、どこの病院で手術をするかということを検討するためにセカンドオピニオンをしてもかまいませんよ」と言ってくださいました。

自然治癒することはなく、放っておくとはみ出した部分が腸閉塞のような症状を起こす可能性もあるそうなので、手術に踏み切る判断をしました。

 

泣いたらプクっと膨らんじゃう!?

少しでも身体がしっかりして体力がついてからという判断だったのか、診断から手術までに数カ月の間がありました。

いつも通りに過ごしていて構わないということだったのですが、泣いたり興奮したりいきんだりというようないわゆる腹圧がかかる状態になると、プクーっと膨らんでしまうので気をつけてと言われていました。

でも生後半年の赤ちゃんを泣かさないで生活するというのは無理〜!

泣かないで!膨らまないで!とヒヤヒヤして過ごしていました。

いよいよ手術。全身麻酔が心配……

最新記事一覧

PAGETOP