【連載】ほっこりびより[その9]
いよいよ、第二子の臨月に入りました。
息子・いーくん(当時3歳)は毎朝、カレンダーを確認し、今日が「よていび」になっているかを聞いてきて、まだだよと伝えると、ホッと安心します。
そんな息子は、赤ちゃんに遊ばせるおもちゃを作ってお兄さんぽく振る舞ったかと思えば、赤ちゃんの真似をして甘えてきたり、私が単なるお出かけの準備をしているだけで入院かと思って焦ってみたり。
期待と不安が入り乱れているのがよく分かります。
不安定な状態の息子を置いて入院するのが心配になってきました……。
▲少しでも離れようとすると引き止められるのでトイレにも行けない!
入院中と産後のヘルプは実母に来てもらう予定です。
息子を安心させるためにその話をしてみても、じーっと考えこみ、
「お母さんが入院したら、いーくんメールできないし、一人でお外歩いちゃいけないから、ばあばが○○駅(最寄り駅)だよってなってもいーくんお迎え行けないから、どうすればいいの…??(;_;)」
なんて言いました。
息子なりに心のなかが、ぐるぐる忙しくなっているのがわかります。
ある日初めて、息子が健診に一緒に行きたがりませんでした。
「どうしたの?」と聞くと 「どうなっちゃうか分からなくてこわい〜(;_;)」と。
「今日産まれる訳じゃないよ、今日はエコーしてお母ちゃんはいーくんと一緒に帰って来るから大丈夫だよ」と言ったら、ようやく落ち着いてくれました。
だんだん色んなことが理解できるようになってきた3歳だからこそなのかもしれない。
お産や赤ちゃんとの暮らし、想像なんてできないよね。私だって出来なかったし。
ハイローチェアやオムツなど、赤ちゃん用品の存在感にも複雑な表情を浮かべます。
得体の知れない漠然とした不安と、まだ幼い息子がたたかっています。