【連載】子どもと一緒に旅しよう![49]
残暑、厳しい暑さを通り越し朝晩は過ごしやすくなってきました。秋の訪れも感じます。
毎回どこへ行くのも遊ぶのも子ども中心になってしまいますが、「たまには大人だって楽しみたい!」と昨年、秋の京都・奈良を堪能してきました。
京都の寺社・庭園めぐりはバスや電車、徒歩が基本。
そんな中でおすすめなのが、「宿坊」です。
宿坊とは社寺参詣者のために境内に建てられた宿のこと。
お寺の中で泊まるスタイルもあればホテル形式もありますが、子連れでも気軽に泊まれるのはホテル形式の方です。
そんな「宿坊」の、私的おすすめポイントは以下の4つです。
ポイント1:宿泊費が安い
行楽シーズンにかかわらず料金がほぼ一定なのも良い点です。
ポイント2:境内にあるので、泊まっているだけで「京都に来た!」っていう気分になれる
静かな早朝にひとりで散歩なんてすると、とても気持ち良いです。
ポイント3:観光地への移動が少ない
繁華街にあるホテルとは異なり、近くにお寺がたくさんあるので観光しやすく移動の負担が少ないです。
ポイント4:ホテルでもレストランや大浴場がある
お寺ならではの精進料理があったりします。朝ごはんに朝粥なんかもいいですね!
ホテル形式にも関わらず大浴場がある宿もあって、うれしいです。
私たちが宿泊したのは、妙心寺の「花園会館」という宿坊でした。
ホテル形式というよりほぼホテルと同じで、部屋もきれいだったし、アメニティグッズもある程度揃ってます(違いをあげるとするとフロントの方がお坊さんでした)。
食事は1階にレストランがあり、普通のメニューから京都ならではの精進料理があります。
宴会や会食もできる場所なのでメニューが豊富なようです。お子さまランチもあります。
他には、知恩院和順会館や南禅会館といった宿坊があります。
無理のないスケジュールでまったりお寺を散歩しながら過ごせます。
娘は庭園が公園の感覚のようで、飛石をぽんぽんとジャンプしながら楽しんでいました。
もともと歩くのが好きなこともあり、今回は抱っこ紐だけでベビーカーなしでも大丈夫でした。
疲れて抱っこのときは、宿の近くにある甘味でも食べてひと休みできました。
日常の騒がしさからちょっと離れ、秋に向けて京都へ旅行はいかがでしょうか?
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