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ママのための写真撮影TIPS[04] 産まれたばかりの赤ちゃんを撮影しよう!

 

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さて、今回は実践編! 生まれたばかりの赤ちゃんを撮影しよう、です。

 

被写体によって撮影のコツはまったく異なります。まずは「生まれたばかりの赤ちゃん」がどんな撮影対象なのか、考えてみましょう!

 

  • ほとんど動かない
  • 笑顔などの表情はあまりない

 

では、生まれたばかりの赤ちゃんのイメージはどうでしょう?

 

  • ほわほわ
  • かわいい
  • とっても小さい

 

さて、上記のイメージから、撮影イメージを考えてみましょう。

 

【被写体の特徴】

  • ほとんど動かない……シャッタースピードは遅くてもOK、構図でバリエーションをつける
  • 笑顔などの表情はあまりない……表情よりは、雰囲気重視のショットも欲しい

 

【イメージの特徴】

  • ほわほわ……強めにボカしてやわらかい雰囲気で撮影
  • かわいい……明るいイメージ
  • とっても小さい……ものを配置して対比効果を狙う

 

おおっ、そんな風に考えたことなかったよ! という方も多いと思います。こうして考えると、今までいかにただそこにあるものを、意識せずに撮影していたかと、気づきませんか?

 

いい写真というのは、演出上手な写真でもあります。欲しいイメージを作っていく、というのが大切なのです。

 

ここでひとつポイント。「明るく撮る」って、どうしたらいいの?

 

1、撮影するときは、晴れの日を選んで、窓際の明るい場所で撮影すること。

私はわざわざベビーベッドを窓際まで運んで撮影しています。そのくらい、「そもそも明るい場所で撮る」というのは大事なことです。

 

2、あわせる背景も明るいものを選ぶこと。

周りの環境がダークカラーだと、明るく撮影しても暗いイメージになってしまいます。この場合、背景はお布団などになりますね。使っているお布団がダークなカラーの場合は、白いバスタオルなどを使ってもいいと思います。

 

3、カメラの設定で明るめに撮影すること。

お手持ちのカメラにこういうマーク、ありませんか?

 

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これは、「露出補正」のボタンです。オートで撮影する場合で「もう少し明るく撮影したい」「もう少し暗く撮影したい」というときに、プラス方向にいじると明るく、マイナス方向にいじると暗く撮影できる機能です。最近の女性向けカメラだと、単に「明るく撮影、暗く撮影」といった項目でいじれるようになっていたりしますが、こちらの機能、是非使いこなしてみてください。

 

この「露出補正」をプラスにして、写真自体を明るく撮影します。どのくらい明るくすればいいか? 環境や好みによるのですが、人物写真なので、「肌が全体に白飛びしないくらいまで」はひとつの目安になると思います。

 

プリクラブームもあってか、白飛びするくらいがきれいなのよ! という方もいるのですが、それは質感を失うことでもあるので、あまりやりすぎないことも大切です。

 

初めて明るめに撮影するときは、ついやりすぎてしまうものですから、不安な方は明るめと少し暗めの2パターンで撮影しておくといいでしょう。

 

さて、上記のイメージで早速写真を見てみましょう!

 

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寝ている赤ちゃんの表情を撮影。全体的に白い背景で、明るいイメージです。

 

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体を多めに構図に入れて、動いている感じを出します。環境も構図に入れて、「病院内」であることが分かります。

 

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こちらは頭から全身を撮影して、「雰囲気撮り」。生まれたばかりの赤ちゃんは動かないので、こういった「雰囲気撮り」で、新生児のふんわりとしたイメージを撮影しています。顔だけを撮影するより、バリエーションが増えますね。

 

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対比撮影です。小さなロディちゃんを入れることで、赤ちゃんのサイズが小さいことがわかりますね。小物を入れて撮影するというのは、動かない被写体に撮影バリエーションをつけることにも繋がります。

 

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ドレスを着ての撮影です。顔は映っていませんが、「雰囲気撮り」で赤ちゃんの優しい雰囲気を演出しています。お布団も明るめをチョイス。

 

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「赤ちゃん」「命名用紙」と、テーマが2つあるので、どちらも入るように撮影。とても明るく設定して撮影しています。

 

さて、いかがでしたか? 赤ちゃん撮影のイメージが沸いてきたでしょうか。もちろん撮影に「正解」はないのですが、手持ちの「撮影構図とパターン」をいかに多く持っているか、というのはとても大事なことなのです。是非参考にしてたくさん撮影してみてくださいね!

 

さて、次回は「首すわり~寝返り期の赤ちゃんを撮影しよう!」をお送りします。お楽しみに!

 

(mama記者・カメラマン 吉川久美子)

 

ママのための写真プロジェクト mama×photo project.  → コチラ

 

 

 

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