【連載】ほっこりびより[その8]
生き物が好きな息子(当時3歳)は、動物の番組を観るのが大好きです。
観たあとには必ず
「いーくんはキリンの赤ちゃんね。
お母さんはキリンのお母さんやってね。はい!」
と言ってすぐ床にゴロンと転がり
「あぶぶ〜 ペッペ〜テッテ〜(赤ちゃんの真似)」
などと言ってかわいさをアピールします…。
いや、正直顔ヘンだし、言ってることもヘンだし、全赤ちゃんに失礼だわ…と思いながらも、「これが俗に言う赤ちゃんがえりか⁈」と考えると相手をしてやらないわけにもいきません。
「はーい赤ちゃん、おっぱいだよ〜、高いとこの葉っぱお母ちゃんが取ってあげたよ〜ヨシヨシ」
などとやってあげると、満足げ。
また、息子は免疫細胞やウイルス・細菌についても興味深々なので、
「いーくんはヘルパーT細胞の赤ちゃんね。
お母さんはマクロファージのお母さんやってね。はい!」
なんてことも唐突に言われます。
息子はしっかりヘルパーT細胞の赤ちゃんで
「あぶぶ、アブ〜。赤ちゃんだから戦えないのぉ〜」
と来るのですが、難易度が高すぎる!
受け入れてやりたい気持ちはあるのですが、この設定からどう展開していいか分かりません。
赤ちゃんがえりも、個性が出るんですね…!