虫捕りが大好きな息子。
今日は蝉(セミ)があちこち鳴いている公園で、セミ取りに夢中でした。
そんなとき突然、「あ! お母さん来て!」と息子、何かを見つけた様子。
「セミの幼虫! 動いてる!」
「この子、持って帰っていい?!」
こちらを振り返った息子のキラキラした目は、「もちろんいいよね?!」という確信に満ちていたので、夫と私、お互い目配せをしてから 「いいよ」と答えました。
セミの幼虫を持ち帰り、家で羽化を試みたのは実はこれが2回目。
前回、息子と娘はこの「セミの抜け殻が動いてる」ことが面白くて、持ち帰る前に結構触ってしまったのでした。
そのためか、家の網戸につかまらせても何度か落ちてしまうし、最終的にカーテンにかろうじてつかまることができたものの、だんだん動きが鈍くなり、背中が割れることなく幼虫のまま死んでしまったのでした。
その反省を生かし、今回はなるべく衝撃を与えないようにそっと持ち帰りました。
虫かごからやさしく取り出して、カーテンにつかまらせてみました。
すると、チョコチョコ足を動かして、上へ上へとのぼっていきます!
ああ良かった、元気だ、とひと安心。
ここで息子が提案。
「静かな環境でセミを安心させるために、部屋を暗くし、隣の部屋に家族全員移動しよう」と。
そして隣の部屋でみんなでお喋りしているといつの間にか小一時間ほどたち、思い出した息子が様子を見に行きました。
すると、「たいへん! ちょっと! 早く来て!」と大興奮。なんだなんだと見に行くと……
ここからは、時間を追って写真とともにお送りします!
■時刻[22:10]
セミが! 殻から出てるーーー!!
慌ててビデオやカメラを取りに行き、カーテンに触れたがる娘を全員で制しながらの撮影大会が始まります。
■時刻[22:15]
お腹が全部出た!!
■時刻[22:25]
羽根がまっすぐ伸びました!!(ここで夫と娘、寝落ち)
■時刻[22:46]
だんだんと羽根が色づき始めました。
息子「アブラゼミじゃない?」
■時刻[23:00]
息子「虫捕り網、準備しておこう。明日の朝どこにとまってるか。これが本気のセミ捕りだ」と言い残し、就寝。
■時刻[23:58]
■時刻[0:31]
刻々と醸し出されて行くアブラゼミ感。
気になって寝つけない私。
そして、翌朝。
■時刻[8:00]
カーテンに、抜け殻と、元気なアブラゼミが!!
息子が虫捕り網で捕まえて、みんなが見守るなか、ベランダから飛び立って行きました!
子どもの興味に付き合ってみると、思いがけず大人もワクワクする経験ができました!