【連載】うちの子がすきな絵本[56]
特に仕掛けがあるわけではありません。
デジタルデバイスではありません。
飛び出す絵本でもありません。
いたって普通の絵本。
でも、「えほんの まる がうごきだす」って一体どういうことでしょう。
2ページほど読んでみれば、すぐにわかります。
絵本の真ん中に黄色いまるがあります。
「きいろいまるを おして つぎへ いこう」
まるを押して、ページをめくってみます。
あっ、増えた!
なるほど。
スマホのアプリでありそうなものが、あえてアナログの絵本になっています。
ゆすったり、こすったり、ふーって息を吹きかけたり。
次はどうなるんだろうというドキドキワクワク感もあり、一緒に参加して楽しんで遊べる絵本です。
谷川俊太郎さんの訳が付いていますが、勢いに乗ってあえて自分の言葉で読んであげた方が楽しめます。
デジタルデバイスに慣れている4歳の娘も、この絵本を楽しんでます。
1歳になる息子には、まだ早いかな?
「これ、おして」などの指示が通る子なら、何歳からでも楽しめると思います。
ぜひ、お試しください。
まるまるまるのほん [ エルヴェ・テュレ ]
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