生後1カ月になった次女は、それはそれは可哀想なほどの乳児湿疹っぷり。
思いかえせば、長女も乳児湿疹が強めに出た方でしたが、1カ月検診や3カ月検診のときに相談しても「お顔に引っかき傷がない場合は、赤ちゃんは痛くも痒くもないしので、落ち着くまで待ちましょう。むやみに保湿するのは逆効果だから、石鹸でシッカリ洗って清潔にしてあげればOK」との回答。
生後1カ月から5カ月くらいまでという長い期間(…といってもほんの3〜4カ月ですが母親にとっては永遠にも感じるくらい長かった!)、「新生児時代はつるつるだったのに…」「このお肌、本当にキレイになるの!?」とかなり心配したものでした。
そんな長女の時の経験もあり、次女の乳児湿疹が始まっても、「あぁ、あなたにもついに、この時期が来てしまったのね…」と、ひたすら改善するのを待つ日々。
膿が固まったようなかさぶたが…
長女の育児経験から「しばらく待てばいつの間にか引いていく」と考えていた乳児湿疹ですが、唯一、長女の時と違って気になったのが、眉間のあたりに膿が固まったような、黄色いかさぶた状態になってしまったこと。
1週間くらい取れないので、さすがに「学生時代のニキビのように、跡が残ってしまったりしないだろうか」と心配しはじめたところに、ちょうど1カ月健診があったので小児科の先生と助産師さんに相談してみました。
先生に診てもらうと、
「この子の場合、ここにある膿のかたまりのように見えるものは、古い皮膚が自然に取れずに皮膚に残ってしまった状態。取り除いてあげれば綺麗になりますよ」
とのこと。
「じゃ、剥いちゃっていいんですか?」という私の発言は、思いっきり却下されました(汗)
「赤ちゃんの肌は本当に繊細だから、そんなことしたら逆効果! 基本的には自然に取れるのを待つので良いのだけれど、ここまでひどくなっちゃったら、取れるのを待つよりキレイに取り除いてあげたほうがいいかも」
自然に取れるのを待つより、早くキレイに、そして無理なく取り除く方法って!?
で、教えてもらいました。
古い皮膚はふやかして浮かせて取り除く
使うアイテムは、ワセリン。だけ。
お風呂あがりに保湿してあげるのかな?と思ったら、違いました。
使い方は、【お風呂に入る1〜2時間前に、皮膚にたっぷりワセリンを塗り、その後、お風呂で石鹸を使って顔を洗う】のだそう。
ワセリンを塗ることで皮膚をふやかして柔らかくしておき、古い皮膚を浮かせて取り除く、ということなんだとか。
また、ワセリンではなく、ママがおっぱいケアに使う(使っていた)バーユでもOKとのこと。バーユのほうが皮膚がより柔らかくなりやすいので効果は高いかも、とのことでした。
「入浴前のワセリン」に挑戦!
1カ月検診を終えて帰宅し、早速トライ!
次女が眠っている間に、かさぶた状態になってしまっているおでこから眉毛、眉間のあたりを中心にワセリンをペタペタ。保湿の時よりは気持ち多めに。テッカテカ!
このまま1時間ちょっと眠っていてもらい、ワセリンを塗ってから1時間半後に、お風呂に入れました(沐浴)。
顔も石鹸でしっかり洗って、しっかり流し、ワセリンのテカテカを落とし、お風呂あがりにガーゼを押し当てて顔の水分をそっと取り除くと……
眉間にあった固まりが取れてガーゼについてる!!
固まりがとれた後の皮膚も、特に痛んだ様子もなくキレイ! やった!!
もちろん、この1回ですべてが一度に取れたわけではありませんが、軟膏を使う「治療」というわけでもなく安心なので、しばらくこのケアを続けてみることに。
2週間続けてみた結果
その後、1〜2日おきに「ワセリンでふやかしてからお風呂」を繰り返すこと約2週間。
乳児湿疹のピークを超えていたタイミングだったこともありますが、跡も残らず、すっかり綺麗になりました! あぁ、本当に良かった…。
今回、保湿以外にもワセリン(プロペト)の使い方があることを初めて知りました。不安に思ったら聞いてみることって大事なんだな、と改めて感じました。
※編集部注:赤ちゃんのお肌の状態によっては、本記事でご紹介したケアが合わない場合もあります。心配な場合はかかりつけの医師の指示を仰いで下さい。