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2人目、緊急帝王切開…”普通”に産んであげられなかった私の苦しみを救ってくれたきっかけ

 

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2人目の出産が緊急帝王切開だった私。

1人目を自然分娩で出産しているので、まさか自分が帝王切開になるなんて思ってもいませんでした。

少し前のことになりますが、落ち着いてきたので、まとめておきたいと思います。

 

1人目のときは、陣痛がきにくくて、予定日2週間超えで、促進剤を使っての出産でしたが、2人目も予定日2週間超え。

バルーン&誘発錠剤からの促進剤の予定が胎児の心拍低下により、緊急の帝王切開となりました。

 

バルーンを入れて、錠剤を飲んで、なんだかお腹がシクシクきてるぞ!

よーし、今回は前回みたいに「痛い!痛い!」と騒がないで、頑張るぞ~!

なんて思っていたら・・・

 

モニターがピーピー鳴って助産師さんと先生が病室に入ってきました。

 

そして、

「さっきから心拍が低下している」

「もしかしたら帝王切開してあげたほうがいいかもしれない」

という言葉を皮切りに、レントゲンやら、心電図やら、血液検査やらバタバタと人が入ってきて、どんどん検査して、その間もモニターは鳴っていて……

 

あれよあれよという間に、「これは切った方が良いです!」

 

そこからは早かった。

本当に早かった。

 

何が何だか分からないうちに半裸状態&四つんばい(赤ちゃんがこの方が楽なんだそう)でストレッチャーに乗ってオペ室到着。

背中に麻酔を打ったと思ったら、下腹部がなんか引っ張られるような感じがして・・・

 

「はい。男の子ですね~。おめでとうございます!」

 

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えっ? もう???

もう生まれたの???

 

顔をチラッと見て、手を触らせてもらって、産まれたての次男は連れて行かれました。

 

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1人目の出産で余裕が無かった分、2人目のバースプランを緻密に考えていた私は、無事に産まれてくれてよかったと思った瞬間に、なんだか、心も頭も一気にポカーン……。

 

帝王切開ってなに?

これで、私の2回目の出産は終わりなの?

っていうか、最初に抱っこするの私じゃないんだ。

もうちょっと生まれたての息子の顔を見ていたかったな。

お腹はどういう風に切られたの? 横? 縦??

いつごろ麻酔は切れるんだろう?

術後の傷は痛くなってくるのかな?

 

などなど、いろんな「?」が頭によぎりながら、お腹が縫われていきました。

 

無事に手術が終わって、入院生活が開始されても、自然分娩をした前回は、助産師さんと「お産の振り返り」をしたのですが、今回はそれもなし。

 

なんで?

 

「帝王切開も立派なお産です。

元気に産まれて来てくれたことに感謝です。

産み方ではなく、育て方ですよ」

 

よく聞いたこの言葉。

なぜかどれも全く頭に入ってきません。

 

そもそも、何で私が帝王切開になったの?

帝王切開って何?

どうして、”なんとなく触れたらいけない”みたいな感じになってるんだろう?

 

退院してからもこのモヤモヤが頭から離れることは無く、夜な夜なネットで「帝王切開」を検索。

 

そんな中で、「帝王切開と誕生学」という細田恭子さんのサイトを発見しました。

 

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私と同じようなモヤモヤを抱えたママさんに向けた、「帝王切開のお話し会」をはじめとする様々なイベントを行っていたのです。

「ここに行けば何かが分かるかもしれない!」と、何かにすがるような気持ちで申し込み、参加してきました。

 

お話し会では、

 

そもそも、帝王切開とはどんなことなのか。

産前や産後はどんな風に過ごす(過ごせる)ものなのか。

帝王切開の準備をしておくことで、出産のときに立てられるバースプランがあること。

傷はどう残っていくのか。

 

など、初めて知るようなことをたくさん聞くことができました。

そして、この「帝王切開」という産み方を、産前にちゃんと知っておくべきだと強く感じたのです。

 

これから出産を控えているママさんにはぜひ、事前に「帝王切開」という出産についての情報収集と、実際に帝王切開になった場合のバースプランも立てておくことをオススメしたいです。

 

帝王切開の予定をしているのであれば、様々準備もできるとおもいますが、緊急になるとそうもいきません。

私は自分自身が帝王切開になるなんて思ってもいなかったので、何も調べていなかったし、情報収集も一切していませんでした。

また、妊娠期間中にも帝王切開のことを勉強する機会もなく、医師や助産師から話を聞くこともありませんでした。

 

さらに私は、自然分娩が”普通”で、帝王切開が”異常”と思い込んでいた節がありました。

経過に異常がなければ自然(普通)に産めると思っていたんです。

なので、自然に産めなかったこと、もし次があっても基本的には自然分娩できない体になってしまった自分に負い目があったし、悔しい……と思う気持ちが強く生れてしまいました。

 

でも、帝王切開を体験して、いろんな自分の中の葛藤と向かい合って、細田さんのお話し会や体験したママさんとの情報交換を経て半年たった今やっと、お産は十人十色だし、母も子も健康で今を迎えられていることに感謝できるようになったんです。

 

そして、私が行き着いた今回の帝王切開への回答は、

 

出産はママにも一大イベントだけど、メインは生まれてくる赤ちゃん。

ママもこのイベントに合わせて、色々やりたいかもしれないけれど、赤ちゃん最優先。

ママはサポート。主役を奪っちゃいけないね。

 

…ということでした。

 

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あれもこれもしたかった2人目のバースプラン。

でも、それを全部なぎ倒して、私が想像もしなかった方法で生まれてきた次男。

主役を奪ってはいけない。

 

なんだかこれは、私の生きていくこれからにも重要なことだなと感じました。

 

妊娠、出産、子育てから学ぶことは本当に多いです。

次の機会がもしあれば、次はちゃんと帝王切開用のバースプランも考えておこう、と心に誓っています。

 

緊急であろうが、予定であろうが、帝王切開になって負い目を感じてしまっているママのみなさんが、「これでよかったんだ」と納得できる日が来ますように…。

 

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