「赤ちゃん」より、なんだか「子ども」という言葉が似合うようになってくる1歳〜2歳。
早くもよちよち歩きを卒業して、走るのが上手になる子がいたり、室内よりはお外でのびのび遊ばせるほうが楽しそう!という時期です。
子どもと外遊びは最高の組み合わせ! 積極的に外で撮影しましょう。
この頃の子どもは……
- 歩いたり走ったり、動きが激しくなる
- 言葉を理解しはじめる
こんな撮影対象です。
とにかく外で撮影が一番! なのですが、走っている子供を撮影するのって結構難しい・・・。
そんなときは、「遊具」で遊ばせましょう。
滑り台やブランコは動きは激しいですが、一定の場所を移動するだけなので動きが予測しやすいです。
「遊具のこのポイントに子どもが来たらシャッターを押そう!」と構えておけば、ピントを合わせるのは難しくありません。
▲ブランコが高く上がる瞬間を狙ってパチリ!
遊具を撮影するときのポイントは、子どもの顔のアップではなく、遊具自体も写してあげること。
そうすると、「なにをしている写真なのか」ということが見る側に伝わります。
▲楽しそうな表情から、この遊具がお気に入り!ということがわかる構図です。
ちょっとイスに座らせる、なんていうのも有効な方法です。
イスとの対比で子どもの小ささが引き立って、まるでお人形みたいに!
▲ちょこん♪
動きが激しくなり始めたとはいえ、まだまだ「ママ、ママ!」とママにいつでも向かってきてくれる1〜2歳頃。
ヨチヨチ歩く姿を撮影したいなら、「ほらほら、こちらにおいで〜」と子供を自分のほうに呼び寄せながら撮影してみましょう。
▲遠くで見守るパパをフレームに入れると、なんだかグッとくる構図に。
ママは、わが子のかわいい表情をとらえたくて、どうしても前からばかり撮影しがちですが、後ろ姿もぜひ撮影してください!
「よいしょ」っと階段を登る後姿はとってもキュートですよ!
▲こんな風に手をついて階段を登る様子は、この時期だけの貴重な後ろ姿ですよね!
「なんだか顔や全身が入るギリギリくらいの構図ばかりで撮影しているな〜」と感じたら、思い切って引いてみる(遠くから撮ってみる)と、またいつもと違う写真になります。
▲絵葉書のような構図。大きくなった子どもと「こんな所に行ったんだよ」と会話も弾みそうです。
「被写体」は子どもですが、ロケーションの雰囲気もまた思い出。しっかり引いた写真も撮影しておきましょう。
「旅行に来たのに顔のドアップしか撮影してなかった〜」なんてことがないように!
そして、この頃の子どもは、相手の反応をよく見ています。
「ねえねえ、こっち見て!笑って〜」と声をかけるよりも、「一緒に遊びながら合間に写真を撮る」にすると、自然でかわいらしい姿を収めることができますよ!
最後に、撮影時に気をつけて欲しいポイントを1つ。
もし、「明るい外で撮影しているのにブレてしまう」と感じる方は、撮影者(自分)が動いてしまっていないかを意識してみてください。
晴れの日の外で撮影は、「ブレてしまう」という心配は本来無用です。明るいのでかなりシャッタースピードは早いはず。
それでも「ブレてばかり」なのは、もしかしたらシャッターを押すときに自分がカメラを動かしてしまっているからかも?
「カメラをしっかりホールドする」ってとても大事なことなんです。
特に、シャッターボタンを押すタイミングでボタンを押す力でカメラを動かしてしまっている人、意外と多いんです。
気をつけてみてくださいね!
次回は、「伝わる写真を撮影しよう」というテーマでお送りする予定です!