【連載】公園・庭園・デパートの屋上で遊ぼう![16]
鉄道ファンでなくても、なんとなくその美しさや、汽笛の音に惹かれてしまう乗り物と言えば、SL機関車。
出身地である山口県には、今も休日や大型連休の時に、島根県の津和野へ向かって走る現役のSL機関車があります。
今回オススメするのは、こちらのSL機関車ではありません。
私の実家のある山口県防府市には、かつてこの地を走っていたSL機関車が置いてある「防府駅・鉄道記念広場」があるのです。
防府駅から高架下沿いに、台道方面へ歩いて10分もかからないところにあります。
この蒸気機関車は「防石鉄道蒸気機関車」。
かつて山口県防府市と佐波郡徳地町(現山口市)の間を結んでいた「防石鉄道」で走っていた、ドイツのクラウス社製・蒸気機関車だそうです。
▲当時の「防石鉄道」の路線が説明されています
私が子どもの頃、祖母がこの話をよくしてくれていました。
徳地の方の学校へ通っていたらしく「線路沿いを歩いて行っていた……」など、祖母の思い出の鉄道です。
▲廃線になった後は路線バスが運行していたようです
「防石鉄道」は1964年に廃線となってしまいましたが、祖母の思い出の機関車は、今でもこうやって私の息子が遊べる公園に、防府市指定有形文化財として、静かに展示されています。
近くに公園が隣接されているわけでもないこの場所が、息子(2歳10カ月)は大好き!
色は違うけれど、運転席と客車2両の構成が、トーマス・クララベル・アニーと全く同じ。
そうです、石炭を入れるところも開けられるのです。
客車の方には乗り込めないのですが、運転席は自由に触れます。私も一緒に触ったり動かしたりして、感動しています。
『防府駅・鉄道記念広場』で機関車と触れ合った後の防府市近辺のオススメスポットは、
- 日本三大天神(京都・北野天満宮、福岡・太宰府天満宮)のひとつ「防府天満宮」へお参りしたり(穴場スポットですw)
- 四季折々の美しさに定評のある「毛利庭園」へ行ってみたり(六本木ではありません)
- 晴れた日には大分まで見える!? 大平山のロープウェイに乗って、公園で遊んだり
- 美味しい海の幸を食べられるお店へ行ったり
- その土地で作られる美味しいお醤油やお味噌、お酒や蒲鉾(私の実家でも作っています!)
などを楽しんでみてくださいね。
他にも山口県には、日本のハワイと言われる島があったり、よくCMにも使われる美しい白くて長い橋とコバルトブルーの海があったり、自然がとても豊かで、美味しい魅力もいっぱいです。
【関連サイト】