育児に積極的な男性＝「イクメン」という言葉が一般的になって久しい昨今、数年前に比べ、男性がひとりで赤ちゃんや子どもを連れておでかけしている光景をよく見かけるようになりました。
ですが、子連れに優しい設備は、女性専用だったり、男性もＯＫとうたっていても少し入りにくい雰囲気だったりすることはよくあります。
デパートにある「あかちゃん休憩室」のようなスペースなら、平日はさすがに女性（ママ）が多いのですが、休日ともなれば家族連れや男性（パパ）ひとりでの利用もかなり目にします。
ですが、たとえば観光スポットはどうでしょう？
水族館や動物園、遊園地などは、男性がひとりで子どもを連れて遊びに行くことが多い場所です。
私自身、むすめを出産してからの２年弱、さまざまな観光スポットのお手洗いを気にして見てきていますが、女性用トイレには「ベビーベッドあります」「おむつ交換台あります」の表示があるのに、大半の男性用トイレには見あたりません。
「おむつ交換台のある授乳室」を利用しようと思っても、授乳ママたちの中に、男性が一人で入るのはちょっと抵抗があるのではないでしょうか。
もちろん、車いすのかたや子ども・赤ちゃん連れのかたが優先的に利用できる「だれでもトイレ」もありますが、数が少なく不便を感じることもあるでしょう。
そんなことを考えていた中で、以前、多摩動物公園に家族で遊びに行った際にこんな表示を見つけました。
▲女性用トイレの入り口
「ベビーベッド付き」という表示があります。
そして、隣の男性用トイレの入り口を見てみると…
▲おっ、こちらにもベビーベッドがあるみたい！
園内のすべてのトイレをチェックしたわけではありませんが、多くのトイレで女性用・男性用ともにおむつを交換できるスペースがあるようでした。
このような環境が必要な男性は、いわゆる「イクメン」だけではありません。
シングルファーザーの方もいらっしゃるでしょうし、おじいちゃんが子守することもあるでしょう（「イクジイ」とも言うらしいですが！）。
ママと一緒におでかけしていても、「ちょっと見てて」なんていうシーンだってありますよね。
以前の記事で、ベビーカーと一緒に入れるトイレの個室についてご紹介したことがありますが（ベビーカーも一緒に入れるトイレはママの味方☆をご参照ください）、男性用トイレにもこういったスペースが用意されるようになれば、もっともっと、男性の育児参加がラクになり、ママたちの負担が軽減されることにもなると思います。
読者の皆さんのなかで、もし、おでかけ先で男性用トイレにベビーと入れるような場所を見つけたら、
「○○デパートの○階にあったよ！」
「○○水族館にはあるよ！」
などなど、ぜひ教えてください！
些細な情報でもかまいません。いただいた情報をまとめて、育児中のママやパパに少しでも役立つようCheers! mamaで共有していきたいと思っています。
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（Cheers! mama 編集部・三浦良恵）