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MOE創刊40周年記念展 内覧会に行ってきました

 

東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて開催中の「MOE40th Anniversary 島田ゆか 酒井駒子 ヒグチユウコ ヨシタケシンスケ なかやみわ 5人展」の内覧会のご招待をいただき、絵本が大好きな編集部・三浦理恵が行ってまいりました!

 

©YUKA SHIMADA/ OJIGI BUNNY INC./KOMAKO SAKAI/YUKO HIGUCHI/SHINSUKE YOSHITAKE/MIWA NAKAYA/HAKUSENSHA

 

内覧会では、『MOE(モエ)』編集長の門野隆さんの案内で、5人展の展示を入り口から順に案内していただきました。

 

■酒井駒子さんの展示

©KOMAKO SAKAI/HAKUSENSHA

 

まずは、『よるくま』シリーズで人気の酒井駒子さんの展示から。

よるくま』は我が家でも何度も読み聞かせをした本なので、個人的にも思い入れがあり、原画を見た瞬間、目頭が熱くなるような感覚に。

印刷では分からない、原画ならではの絵の繊細さや色の綺麗さもあり、思わず感動してしまったのかもしれません。

原画展では、ストーリーについては殆ど触れてはいませんが、それでも絵本の世界に吸い込まれてしまうような、そんな存在感を感じました。

 

■島田ゆかさんの展示

©YUKA SHIMADA/ OJIGI BUNNY INC./HAKUSENSHA

 

次に、我が家でも何度か読んだことがあった『バムとケロ』シリーズで有名な島田ゆかさんの展示へ。

島田さんの描くキャラクターは本当にユニークで特徴があり印象に残るのですが、「主人公以外の細かい登場人物にもストーリーがあるというのが、愛され子どもに喜ばれるポイントだと思います。」という門野編集長の言葉に、「本当にそうだな!」と共感しました。

あらためてそういう目線で見てみると、新しい発見がたくさんあり、いつまでも見ていられるような気持ちになります。

今度島田さんの絵本を子どもと一緒に見るときは、ぜひそういう目線で絵本を楽しみたいなと思いました。

 

■なかやみわさんの展示

©MIWA NAKAYA/HAKUSENSHA

 

次に、今回の内覧会で、編集長の門野さんとのトークイベントも開催されたなかやみわさんの展示へ。

なかやさんの作品は、『そらまめくんのベッド 』を我が家でも読んだことがあり、暖かくて優しい雰囲気の絵とストーリーがとても印象に残っていたのですが、なかやさんご本人が話されているのを見て、優しそうな雰囲気や話し方が絵本の印象と本当に近くて、やはり作者のお人柄や雰囲気というのは、描く絵本にでるものだな〜と、とてもしっくり来たような気分になりました。

私は『やさいのがっこう』シリーズは読んだことがなかったのですが、「食わず嫌いに子に食べるきっかけ」を与えるために書かれたというお話を聞いて、「うちの子にもぜひ読ませたい!」と思いました。

さっそく図書館で『やさいのがっこう とまとちゃんのたびだち 』を予約! どんな反応を見せてくれるのか楽しみです。苦手なトマトも食べるようになってくれるといいな〜。

 

■ヒグチユウコさんの展示

©YUKO HIGUCHI/HAKUSENSHA

 

ヒグチユウコさんは大人にも人気のある作家さん。さまざまなアパレルブランドともコラボしています。

私は子どもが生まれる前からヒグチさんの描くイラストが好きだったので、今回の展覧会を見て、おもわず「おぉ!」と声を漏らしてしまいました。

作品が展示されている壁に、それそれの作品のコメントや裏話などが直筆で書かれているのには、本当に作者のものづくりへの拘りと情熱を感じました。

私が内覧会にきたちょっと前までこの場にいて、壁にコメントやイラストを書かれていたそうです。すごい!

 

■ヨシタケシンスケさんの展示

©SHINSUKE YOSHITAKE/HAKUSENSHA

 

ヨシタケシンスケさんは、本屋の絵本売り場に行けば、コーナーがあるほどの人気。最近、とても注目を浴びている作家さんです。

ヨシタケシンスケさんの魅力は、哲学を感じるストーリーを子どもの面白い目線で描かれているところと、構成にメリハリがあり飽きさせないレイアウト力やデザイン的能力が高いところではないか?と、個人的には思っていたのですが……

今回の内覧会で面白いお話が聞けました!

なんと、ヨシタケシンスケさんの絵本の着色は、ヨシタケシンスケさん自身ではなくデザイナーがしているとのこと!?

そして、原画が小さいので、ものによっては200%で印刷しているものもあるそうな!?

そんな絵本作家さんているんだ!という衝撃でした。デザイナーの私にとっては、とても興味津々な情報でした。

 

■過去の『MOE』の展示

すべての作家さんの展示が終わると、これまでの『MOE(モエ)』が年代ごとに並べられているコーナーがあります。

私自身、小中学生の頃『MOE(モエ)』の愛読者だったので、昔自分で持っていた雑誌もいくつか飾ってありました。

大人になって『MOE(モエ)』の内覧会に行くことになると昔の自分に教えてあげたら喜ぶだろうな~。

 

今回の展覧会では、子どもから大人まで、今、支持の高い5人の絵本作家の作品を集めているそうです。

MOE(モエ)』の愛読者、絵本が好きな人、イラストが好きな人、それから、大人も子どももみんなで楽しめる展示になっていると思います。

ご興味がある方はぜひ行ってみて下さい!

会期は、5月7日(月)まで。GWのお出かけにぜひ!!

 

【イベント概要】

MOE40th Anniversary
島田ゆか 酒井駒子 ヒグチユウコ ヨシタケシンスケ なかやみわ 5人展
会期 2018年4月18日(水)〜5月7日(月)
会場 松屋銀座8階イベントスクエア
時間 10 :00〜20:00(入場は閉場の30分前まで。最終日17:00閉場)
主催 MOE40th 絵本作家展実行委員会/白泉社
協力 偕成社、童心社、PHP 研究所、福音館書店、ブロンズ新社、文溪堂
入場料 一般800円/高校生600円/小中学生400円
問合せ 松屋銀座 03-3567-1211(大代表)

取材:Cheers! mama編集部・三浦理恵

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