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【魔の二歳児】 母と子がお互いに気持ちよく過ごすための、ちょっとした心がけ(後編)

 

【魔の二歳児】 母と子がお互いに気持ちよく過ごすための、ちょっとした心がけ(前編)の続きです。

主張の強い子どもへの私なりの対応方法。気付いてみればなんて事はない、日常のちょっとした心がけを綴っていきます。

 


 

(3)できる(できそうな)ことはやらせる

●靴下を履く、脱ぐ

履きやすい靴下を選ぶときのポイントは、

  • 長さはくるぶしまで
  • 甲側と裏側が分かりやすい

です。

 

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写真左:目印がなく分かりづらいようで、お母さんやってと言われます。

中央:つま先とかかとに色がついていますが、甲側と裏側を反対に履いたときにくるっと回すのができませんでした。

右:長さもくるぶしまでで、甲側には顔が付いているので分かりやすいみたいです。これだと自分で履きます。
これから暖かくなり、くるぶし丈でも良い季節ですね♪

 

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●靴を履く、脱ぐ

それぞれ脱ぎ履きしやすいメーカーがあると思いますが、うちの場合はピジョンのベビーシューズが良かったです。

 

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●ジャンバーを取る、着る

玄関に、息子の背丈に合わせてジャンバーを2着掛けておきました(写真では1着ですが)。

「ジャンバーを着ようね」という代わりに「ジャンバー、どっちにする?」と聞くようにしました。

 

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●ズボンを履く

前後がわかるように、ズボンにはボタンを縫い付け、パンツには印を描き(描かせ)ました。

 

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「これがおへそだよ。履いた時にここにおへそがくるようにしようね」と言って履かせます。

 

●かばんを持つ、おもちゃを選ぶ

スーパーに買い物に行くときでも、本人がやりたいと言えば、かばんにおもちゃを入れさせて(多分大人の真似。外出前にかばんに物を入れるのを見て)持たせました。

ゆくゆくは、幼稚園かばんなどに自分でハンカチ、ティッシュなど入れられるようになると良いなと思っています。

 

●料理の手伝い

卵を割る、混ぜる、野菜をちぎる、焼く…など、時間の許す限りさせました。

 

●買い物の手伝い

  • 野菜や果物を選ばせる(ふたつ取ってどちらが良いか決めさせる)
  • レジ係に商品を渡す
  • ポイントカードやお金を渡す
  • おつりを貰う
  • 買い物かごをかご置き場に戻す…など

 

●日常の家事手伝い

  • ゴミ捨て(息子用に軽いゴミを作る)
  • 掃除(片付け、掃除機、雑巾掛け)
  • 洗濯(洗濯物を洗濯機に入れる/出す、ボタンを押す、畳む、しまう)

 

gomisute▲胸元にぬいぐるみを入れています。多分、近所のママ(赤ちゃんを抱っこしてゴミ捨て)の真似です。

 

できたら「イエーイ!」とハイタッチしたり、「できたらハイポーズ♪」とポーズを取らせています。

特に外出前の準備は、できることはやらせるようにしておくと楽でした。

全部親にやってもらうと、すべてが親のペースで動かされている感じがするのか、玄関でゴネられやすいです。

 

一方、何かしら自分で準備していることで、子ども自身にもこれから出掛けるんだ、という気持ちにもって行きやすいようです。

 

日常の食材の買い出しでも、「りんごをレジにどうぞしに行きませんか?」(そして実際にりんごを選ばせレジに出す手伝いをしてもらう)、「明日ジュースに使うにんじん、一緒に選んでほしいんだ~」など、子どもの興味を引きそうな具体的なことを提示してあげると、「やる!」となりやすかったです。

 

(4)とことん付き合う

結構難しいことですが、「今日のお散歩はとことん付き合う!」という日を決めて、子どもの行きたい方、やりたいことにとことん付き合います。

このときばかりは、スマホいじりも無しです。

身に危険があったり人の迷惑になったりなどしなければ、すべてやりたいようにやらせます。

犬の糞を触りたがったら、「汚いからだめ」ではなくて、「ばい菌が居るかも知れないから、手じゃなくて、この枝でツンツンしよう」。

蟻の行列がどこに続くのか、答えを先に見つけてしまっても先回りして教えずに、子ども自身が見つけるまで(又は他のことに興味が移るまで)、一緒に追いかけてみたり。

 

外で過ごすのが大変ならば、お家のなかで好きなようにやらせます。

 

これを地味に積み重ねていると、「お母さんは自分のやりたいことを認めてくれるんだ」と思うのか、「今日は公園に寄らないでもう帰らなくっちゃ」などと言ったときも割とすんなり受け入れてくれるようになりました。

ちなみに、私は「公園に寄らない」「デザートはない」ど、ぐずりの原因になりそうなことを伝えるときは、「~バージョン」と言うようにしています。

 

  • 今日は公園に行かないバージョンのお出かけね
  • 今日のご飯はデザートがないバージョンね、代わりにコーンポタージュ(好物)があるよ

 

…など。「バージョン」という語感が面白いのか、子どもも好んで使っています。

「きょうは おふろ はいらない ばーじょんがいい~!」なんてのもありますが(笑)。

 

(5)おじさん/おばさん…は使わない

ストレスフルになりがちな外出を、ちょっと和やかな気分で過ごせるコツです。
夫と私は、息子より年上の男性・女性の他人を示すときは全て「おにいさん」「おねえさん」と言っています。

見た目が明らかにおじいちゃんおばあちゃんであってもです。

 

  • 列に並ぶとき「あの帽子のおにいさんの後ろに並ぼうね」
  • レジで商品を渡すとき「おねえさんに、はいどうぞってしてね」

などなど。

 

そうすると、たいていの人はにこやかになります(笑)

気を良くしてくれたひとは話しかけてきてくれます(主に女性。笑)。

子どもが「おねえさん、ばいばーい」などと言ってくれたらグッジョブですよね(笑)。

 

(6)その他

●ペットボトルや牛乳の中身を注ぎたがる

1歳代のまだ出来そうもないときは「お風呂場でやっていいよ」としました。空のボトルや牛乳パックをとっておいて、お風呂のときに自由に遊ばせていました。

 

●掃除機をかけたがる

させると延々かけているので、時間を決めてやらせました。その間私は雑巾掛けやフローリングワイパーをして、時間になったら息子と交代しました。

 

●「てつだって」という言葉を覚えてもらう

明らかに難しい作業を「自分でやる!」と言われたら、「良いよ~。もし出来ないなって思ったら、『てつだって』って言ってね」と伝えています。「できない」「やって」より、自立心が芽生える2歳児の本心に近い、成長を促す言葉だと思います。

 

●寝る前30分は家事雑事をいったん忘れて子どもと遊ぶ

子どもにとって、成長すること・分かるようになることは喜ばしい半面、とても怖いことらしいです。寝る前の数十分だけ、イチャイチャタイムを作って安心感を抱いたまま眠れるようにしました。

 


 

基本は、「気持ちに共感すること」と「子どもをひとりのひととして尊重すること」がベースです。
それを日常的に心掛けていると、危険な場面や基本的なマナー・生活習慣ですべきことなど、「これは譲れない」という所を大人が示したとき聞いてくれるようになりました。

 

多分、普段好きにさせてくれるひとがダメって言うんだから余程ダメなんだろうと感じるのかなぁと思っています。

 

 

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ここでご紹介した私の「心がけ」は、どれも保育のプロが教えてくれたTipsが元になっています。

イヤイヤ期・魔の二歳児に悩むママの皆さんにとって、少しでもお役に立ちますように!

 

(mama記者・レトロ)

 

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