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産後のズタズタだった心と体が癒された! 産後院「マミーキャンプ」を利用しました

 

私が7月、第一子出産後に利用にした南船橋にある韓国式の産後院「マミーキャンプ」についてご紹介したいと思います。

 

■宿泊型産後ケア施設「マミーキャンプ」

私の両親は共働きで、主人の実家も遠いので産後はどうやって生き延びようか悩んでいたときに知ったのが、産後院という存在でした。

産後院は、日本ではまだまだ馴染みがないですが、韓国では産後のママにとって一般的な施設で、産褥期の回復・育児支援を目的とした母親と赤ちゃんのための宿泊型産後ケア施設のことです。

※産褥期=分娩がすみ、体が妊娠前の状態に戻っていくための時期(期間)のこと。一般的には、分娩後6~8週まで。

最近では中国や台湾でも人気のようです。

 

日本にも最近、産後院が増えてきているようで、私が住んでいる横浜市では助成金が出るくらいなのですが、日本式の産後院と本場韓国式の産後院ではシステムが違うようなのです。

 

例えば、日本の産後院は助産院の一室を貸してくれるというものが多く、食事の用意はしてもらえますが、母子同室で、実家に帰ってきて少し楽させてもらっているようなアットホームな雰囲気。

 

それに比べて韓国式のマミーキャンプは、24時間いつでも助産師や保育士の資格を持ったスタッフがベビールームで赤ちゃんを預かってくれます。

授乳のタイミングを知らせてくれて、沐浴や体調管理もしてくれる。そういった病院の延長のような施設なのです。

 

■ラグジュアリーな個室に魅了され妊娠3カ月で予約

何より日本式か韓国式か関係なく、私がひと目でマミーキャンプに魅了されたのは、その高級ホテルのような素敵な個室だったのでした。

mammy01▲スペ-リアルーム(1)

 

こんな素敵なお部屋で過ごせるのなら、きっとお産の痛みを乗り越えられる……。

 

mammy03▲スーペリアルーム(2)

 

しかも、掃除はもちろん洗濯も毎日してくれて、きちんと栄養が計算されたおいしい3食+手作りのおやつと夜食まで出てきます。

 

mammy04▲専用ビデ付きトイレ

 

その上、なんと施設内にはエステサロンもありアロママッサージや、キャビテーションなどの痩身メニュー、ヘッドスパまで受けられます。

 

mammy07

▲エステ受付

 

サロンのメニューは有料ですが、足湯やハーブテント、温熱療法(電気を使ったお灸のようなもの)、骨盤マッサージチェアは無料で好きなときに楽しむことができます。

 

mammy08▲足湯

 

mammy06▲ハーブテント

 

 

mammy09▲多目的ルーム内骨盤チェア

 

産後のママにとって、まさに天国のようなサービスに、私は「産後の疲れた心とからだを癒すにはこれ以上ない施設なんじゃないの!?」と、鼻息荒くフライングで妊娠3カ月の時に予約しました。

 

■憔悴しきっていた私を救ってくれた言葉

ところが、無事に生まれた娘とともにマミーキャンプに辿り着いた私は、出産前に想像していたより遥かに憔悴しきっていました……。
なぜなら、出産した病院は超スパルタ母乳指導なうえに、完全母子同室

おかげで、睡眠時間が毎日3時間程度だったからです。

 

しかも、そのスパルタ指導の甲斐も虚しく、娘は退院時点で全く直乳を受け付けませんでした。

産後院で優雅に過ごす予定だったのに、母乳育児がうまくいかないストレスで精神的に追い詰められていた私。

 

でも、マミーキャンプでは、毎日おっぱいマッサージをしてくれ、病院でのスパルタ指導でズタズタだった心を癒すような優しい母乳指導をしてくれました。

 

なかでも忘れられないのは、マミーキャンプの社長の松永さんがかけてくれた

「ママ、もうがんばらなくてもいいですよ。

一回おっぱい直接あげるのはお休みしましょう。

赤ちゃんが体力つけば自然と吸えるようになりますから。

ほんとに今までがんばりましたね」

という言葉。

 

出産してからの長くて孤独だった戦いにやっと終止符が打てるのだと、思わず涙がこぼれました。

 

■悠々自適な産後ライフを謳歌

母乳の呪いから解放された私は、当初のもくろみ通り毎日エステやハーブテントを楽しみ、日替わりのイベントなどにも参加して悠々自適な産後ライフを謳歌したのでした。

 

 

mammy10▲談話室

 

マミーキャンプでは、パパの宿泊も可能で、何度か宿泊した主人もご飯のおいしさに感動していました。

食事中はベビールームで赤ちゃんを見てもらえるので、夫婦でゆっくり食事ができるし、ママ同士の交流もでき本当に楽しい時間を過ごすことができました。

 

mammy11▲ダイニングルーム

 

ママ同士は出産日が近いので悩みも共有できて、そこで得た便利な育児グッズなどの情報をもとに、同じ建物内にある西松屋や、隣のららぽーと内の赤ちゃん本舗などに買い物に出かけることも可能。

利用者はほとんど都内の人でしたし、私も横浜在住なので、自宅から南船橋までは少し遠いですが、一度来てしまえば近くても遠くても変わらないし、子どもの物が揃うららぽーとが隣というのはかなりの好立地だと思います。

 

家に帰ったら赤ちゃんの1カ月検診が終わるまで外には出られないので、赤ちゃんをベビールームに預けて買い物に行けるのはすごく助かりますよね。

そして何より、日々湧き上がる育児の疑問を助産師さんに逐一相談できるのが本当に良かったです。

 

産後院に行っていなかったら、きっと初めての育児で疑問まみれで一日中ネット検索し、途方に暮れていたと思います。

心に余裕ができると娘にも笑顔で接することができて、旦那さんにも感謝できてWin-Win-Win!!

 

一生に数回しかない出産という一大イベント。

産後院でゆったり回復するというのも一つの手だと思いますよ。

 

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