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わが家のトイトレ奮闘記[後編]2度目の挫折を経てついに完了!:息子の心を動かした一言

 

前編『1度目の挫折:2歳夏、トイトレ中に弟が誕生。不安定になりやむなく中断』の続きです。

 

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次男の出産、幼稚園への入園などの生活の変化があり、トイトレをやめることにしたわが家。

トイトレ開始から約1年の3歳の夏。

長男が通う幼稚園の夏休みが5週間もあることを利用して、トイトレを再開することにしました。

 

ここまで苦戦していた私は気合十分!

  • お気に入りのキャラクターのトレーニングパンツを用意する
  • トイレに成功したらシールを貼る
  • トイレットペーパーに絵を描いて便器に入れ「オシッコでやっつけて!」と誘う
  • トイレ前の廊下にビニールテープで「けんけんぱ」を作る
  • ノーパンで過ごす

 

テレビや雑誌、インターネットで調べたトイトレテクニックの中から、できそうなことはすべてやってみました

 

結果はというと、わりと喜んでトイレに行くようになりました。

 

特に長男にヒットしたのは、絵を描いたトイレットペーパー

 

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「次は何の絵だろう?」という思いもあってか、トイレに行くのを楽しみにしている様子もありました。

 

だけど、だけど……、やっぱり自分から「トイレに行く」とは言わないのです。

 

タイミング良く誘えばできるけど、相変わらずオシッコが「出る」とも「出た」とも教えてくれません。

「オシッコが出る感覚が分からないのかな?」とも思ったのですが、お風呂で湯船につかっていると「オシッコ出る」と言って湯船から出てきて洗い場でオシッコをします。

やっぱり尿意はしっかりわかっているようです。

 

もしかしたら、トイレに行きたいと思う前に誘ってしまっているのかも知れない。

 

そこで、私からトイレに誘うのをやめてみました。

 

ところが長男は自分からトイレに行くとは言わず、黙ってその場でお漏らし。

「次は出る前に教えてね」「トイレでしようね」と声をかけながら続けてみましたが、一向に成功せず、イライラして怒ってしまうことも増えました。

 

そしてついに長男がトレパンを嫌がり、トイレにも行かなくなってしまったのです。

 

私も長男も疲れ果ててしまい、2度目のトイトレ中断を決めました。

 

悩んでツイッターでつぶやいたときに、あるフォロワーさんがくれた一言が私の気持ちを変えました。

 

「断乳と卒乳があるように、オムツはずしとオムツはずれがある」

 

すっと胸のつかえが下りた気がしました。

 

尿意が分かっているのにトイレに行きたがらないなら、もう親にできることはない。

自分の意思がハッキリしている長男には「オムツはずし」は適さない。

本人がトイレでオシッコをしたいと思うまで待とう。

 

そんな、悟りにも似た境地に達しました(笑)。

 

それから数週間。

幼稚園の2学期が始まって数日目のある日のこと。

 

長男が「トイレでオシッコしてくるねー」と宣言してトイレへ行き、「ママ、見てて」と言いながら自分でオムツを脱いでオシッコに成功!

どうやら同じクラスに夏休み中にオムツがはずれたお友達がいるらしく、突然やる気になったようなのです。

トレパンを履いて幼稚園に行きたがるようになり、1週間もすると失敗せず履いて行ったパンツで帰ってくるようになりました。

 

しかし、帰宅すると「オムツにする!」と宣言し、垂れ流し状態。

そのくせ、じいじとお出かけしたときにトイレに行って成功したり。

 

しかし、夏休みの惨敗で悟りを開いた私は、もう焦ることはありません(笑)。

「人前で頑張っている分、家では気を抜きたいんだよね」などと余裕の笑みを浮かべながら放っておくこと4カ月。

 

3学期に入り、長男が年少クラスへの進級をちょっと意識し始めたのを察した私は「年少さんになったらオムツじゃなくてパンツの方がカッコイイね」と一言だけ言ってみました。

 

すると家でもパンツを履きたがるようになり「オシッコが出る」と教えてくれるようになりました。

でも、たまに失敗しては「オシッコ出ちゃったから年少さんになれない」と泣いていました。

「オシッコ失敗しても年少さんになれるよ。大丈夫」と励ましていましたが、最後の一歩が足りない長男。

 

オムツを完全に卒業できたのは、幼稚園の先生との個人面談がきっかけでした。

面談時に家でのトイレの様子を話すと、先生からも「オシッコ失敗しても年少さんになれるよ。大丈夫」と長男に声をかけてくれたのです。

 

その日帰宅して以降、ほぼノーミスです。

電車での長距離移動や映画にも行けました。

 

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幼稚園ではトイレに行けるのに、家では失敗していることを先生に知られたのが恥ずかしかったのかも知れません。

やっぱり人前ではカッコつけたいんですね。

 

子どもはきっと大人が思っているよりもいろんなことを考えていて、パンツよりもオムツの方が楽なこともきっとわかっています。

それでも「パンツを履きたい!」「トイレに行きたい!」と思えるようになるには、多分それぞれの子どもに違った理由があるんだと思います。

 

  • お気に入りの柄のパンツを履きたい
  • 友達への対抗心
  • お兄ちゃん、お姉ちゃんへのあこがれ
  • お気に入りの先生の前でカッコ付けたい

 

他にも大人が思ってもみない理由がきっかけになるのかも知れません。

 

トイトレに苦戦中だと焦ってしまう気持ちはとてもよくわかります。

でも、どうかわが子の「パンツを履く理由探し」をゆっくりと見守ってあげてください。

 

理由が見つかったときにはきっと、あっけないくらい簡単にオムツが外れますよ。

 


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