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出ない「げっぷ」に悩む日々の救世主は「吐き戻し防止枕」

 

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「げっぷが出ず、授乳しても戻してしまう」

「吐いたばかりなのに、もっと飲みたいと泣く」

 

これがわたしの、産後、最初の『悩み事』でした。

 

息子は入院中の授乳指導の頃から、げっぷが出ませんでした。

縦抱きにして背中をなでて、トントンと叩く。

 

…出ない。

 

肩に乗せるようにして腹部を軽く圧迫し、背中はお尻の方から叩き上げ…等々、相談したりインターネットや本で調べたりしたのですが、やはり出ず。

 

自分以外の人ならできるかな?と思いお願いしてみても出なかったので、看護師さんや保健師さんには

「空気を入れずに飲むのが上手なんじゃない?」

と言われ、そんなものか、とさして気にとめてはいませんでした。

 

しかし、そんな些細なつまずきも、産後の体調・ナーバスになりやすい精神状態に加え、日に何度も何度も…となると、じわじわと堪えてきました。

 

これは「溢乳(いつにゅう) 」(※1)、しかたのないこと。

噴水のように勢いよく吐く 」(※2)ことがなく、体重が増えていれば心配はない。

 

そう頭では解っていても、いっそ慣れてしまいたいと思っても、鼻から戻してしまったり、小さな体でむせる姿はどうにもかわいそうで、繰り返し見るのはつらいものでした。

 

結局、1時間おきに泣く息子を授乳後15~20分は縦抱きにしていました。

そろそろ大丈夫かな、と恐るおそる降ろすも、やはり戻す。

肌着やシーツを換え、目を覚ました息子をあやしていると、また飲みたがり…。

 

そうこうしていると、30分も休めません。

 

疲労や睡眠不足も手伝って、やはり飲ませ方や環境に原因があるのでは、息子の体調に問題があるのか、「母乳の質」が悪いの?…と、無意識のうちに、徐々に思い詰めていってしまいました。

 

そんなとき「吐き戻し防止枕(スリーピングピロー)」というものを知りました。

10度程度の傾斜のある、薄く平たい、赤ちゃん用の枕です。

 

 

これは! と思いつつもカスタマーレビューをみると、ずり落ちてしまう、結局吐いてしまう等、あまり意味はないのかなと感じる声も散見され、その場での購入には至りませんでした。

 

しかし、連日連夜「また吐いちゃった…」と涙目・濃くなるクマ・鳥の巣頭で訴えるわたしに危機感を抱いたのか、後日、夫がAmazonで発注。

 

結果、息子の吐き戻しは、激減しました。

 

赤ちゃんの「吐き戻してしまう理由」胃の形、空気をたくさん飲み込んでしまう飲み方、飲ませすぎ等)や寝相など、相性があるのかもしれませんが、息子の場合は、効果てきめんでした。

もっと早く買えばよかった…!

 

今となれば「あんなに心配することはなかったなぁ」と感じますが、初めての育児、産後すぐともなれば、やむをえなかったとも思います。

 

もし同じようなお悩みをお持ちのママさんがいらっしゃいましたら、お試しになってみてはいかがでしょうか?

 

【補足情報】

同じような商品がたくさんありますが、

 

  • 洗える(全く吐かないわけではないこと、汗をかくことも考慮して)
  • 柔らかすぎない(頭や体が沈んでしまっては傾斜の意味がないので)

 

などが、ポイントのように思います。

商品説明やレビューに書いてあることが多いです。

替えカバーも売っています(が、汗っかきで頻繁に替えるわが家ではタオルを巻いていました)。

 

また、授乳クッションを同じように利用してもよいようです。

わたしは高さが気になったため、息子の首や背骨がある程度しっかりしてから使っていました。

 

(※1)「溢乳(いつにゅう)」

赤ちゃんの胃はとっくりのような形をしていて入口付近の筋肉も未発達なので、構造上、逆流しやすくなっています。
さらに母乳やミルクと一緒に空気をたくさん飲み込むため、軽い刺激でも口や鼻から母乳やミルクが溢れてしまうことがよくあります。

 

(※2)噴水のように勢いよく吐く

「肥厚性幽門狭窄症」の疑い。噴水状にピューッと吐く、嘔吐がだんだん激しくなる、ぐったりしている、体重減少、脱水症状等が見られる場合は早急に小児科を受診しましょう。
髄膜炎等でも大量に嘔吐することがあるようです。

 


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